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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百五十五話 沢山飲まないとその九

「周りが軍人さんばかりでね」
「逞しい」
「そのせいで小さく見えたから」
「実は、なのね」
「この人も小さくなかったんだよね」
「そうだったのね」
「それで当時の日本人は」
 他の国の人達も同じだけれどだ。
「今から見るとね」
「かなり小柄なのね」
「そうだったんだ」
「じゃあ新選組の人も」
「小さかったよ」
「そうだったのね」
「そこはね」
 もう歴史の一面としてだ。
「覚えておくといいかもね」
「そうね、当時の人達が小さかったことは」
「そこに今の僕達が行ったら」
 幕末や明治の日本にだ。
「大男一杯いるよ」
「大女も」
「性別関係なくね」
「大きいのね」
「うん、そして着る服も」 
 こちらもだ。
「かなりのものになるよ」
「私も着る服は」
「特別に仕立ててもらったりして」
 そうしてだ。
「着ることになるよ」
「お金かかりそうね」
「何とかね、けれど」
「当時のことを考えると」
「もうそのことはね」
「仕方ないのね」
「若し当時の日本に転生というかタイムスリップしたら」
 考えてみたら異世界転生もタイムスリップも同じ様なものだ、自分がいない世界に行って何かをするのだから。
「もうね」
「そのことがなのね」
「何気に重要だよ」
「そうなるのね」
「とにかく当時の日本人は小柄だったんだ」
「そのことは事実として」
「そう、否定出来ないから」
 このことはどうしてもだ。
「だからね」
「覚えておくことね」
「うん、日本軍だって」 
 ここで念頭にあったのは帝国海軍だ。
「募集で背の最低限は」
「どれ位だったの?」
「一四八だったからね」
「男の人でなのね」
「それ位の人がいたから」
 それでだ。
「募集にもね」
「そう書かれていたのね」
「今じゃ女性声優さんでも」
 一五〇で紛れもない小柄となって一四〇代だと相当に小さいとなる。だから今のお話の声優さんは本当に小さい。
「そこまで小さい人は少ないよね」
「流石にね」
「そうだよね」
「今お話している人はもっとだけれど」
 公式で一四七だからだ。
「男の人で一四八もね」
「当時の日本人はいたのね」
「だから義和団事件でも」
 この時は日本が近いということで主力となった、そしてその軍規軍律の正しさが世界に知れ渡った。
「八ヶ国軍の集合写真でもね」
「日本軍の人がだったのね」
「一番小さかったんだ」
「一番だったのね」
「他の国の人は全部白人だったけれど」
「日本軍の人が一番小さかったの」
「そうだったんだ」 
 八ヶ国軍の人達がそれぞれ集まっている写真があってそこで日本軍の人達もいたけれど本当にそうだった。 
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