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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百五十五話 沢山飲まないとその五

「どうかっていうの」
「そうなんだ」
「プロレスに正統派ってあるかどうかわからないけれど」
「マスクはだね」
「あまりしないっていうのが」
 それがというのだ。
「うちのプロレス部の今の考えというか主流?」
「大学でもだね」
「私は本当にそっちだから」
 ルチャ=リブレだからだというのだ。
「跳んだり跳ねたりでね」
「派手な衣装でだね」
「マスクもするから」
「それがだね」
「今のうちのプロレス部では主流じゃないみたいで」
「その人とはなんだ」
「お話で盛り上がって」
 そしてというのだ。
「仲良くなったの」
「そういうことなんだ」
「ええ、ただ決まってる訳じゃないから」
 ルチャ=リブレが主流でないことはというのだ。
「プロレスといってもそれぞれ」
「それはちゃんとわかってる部活なんだね」
「ええ、アメリカンなプロレスもね」
「あのベビーフェイスとヒールがある」
「あと日本の新日とか全日とか」
 かつてはこの二団体で競り合っていた、一方が猪木さんでもう一方が馬場さんだったということにそれが出ている。
「そういう感じもね」
「全日本が大柄な人多いんだ」
「そうよね」
「全体的な流れでね」
「そうしたことも聞いてるわ」
「それで力士さんも」
 輪島さんがその代表だろうか。
「色々あってね」
「レスラーになることもあるのね」
「そうなんだ、それでモンセラさんは」
「そう、覆面レスラー同士でね」
 僕に笑顔で答えてくれた。
「楽しくやってるわ」
「それは何よりだね」
「これからもそうしていくし」
「そうしていってね、是非」
「それにしても」
 ここでまたテレサさんが言ってきた。
「さっき話してたお相撲の」
「ああ、綾部さんだね」
「凄く飲むわね」
 見れば五百ミリリットルのジョッキで何杯も何杯も飲んでいる。
「あれが力士さんなのね」
「体格があって運動もしてるから」
「水分もなのね」
「そちらもね」
「ああしてなのね」
「もう普通の人とはね」
 それこそだ。
「比べものにならない位にね」
「飲むのね」
「そうなんだ、あれがね」
「力士さんなのね」
「本当に食べて飲むこともね」
 このこともだ。
「お仕事だから」
「だからなのね」
「飲むことも」
 このこともとなのだ。
「もうね」
「それだけ飲めるのね」
「レスラーの人も仕事だけれど」 
 またモンセラさんを見て話した。
「鯛格差があるからね」
「私正直言ってそこまで大きくないでしょ」
「女の子としては普通位かな」
 日本人の女の子を基準としてモンセラさんに答えた。 
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