八条学園騒動記
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第五百四十六話 〆に入れるものその五
「韓国だけよね」
「しかもエウロパより言うとかな」
「それもよね」
「ないからな」
「やっぱり連合だとね」
「連合の他の国よりな」
そして中央政府よりというのだ。
「日本のことを言うからな」
「そんな国他にないし」
「それで日本から離れられるか」
それはというのだ。
「やっぱりな」
「無理よね」
「若しな」
それこそとだ、こうも言った洪童だった。
「韓国が日本から離れられると」
「その時は」
「本当に動くかもな」
「動くって?」
「だから韓国自体がな」
妹に対して話した、韓国人からしてみれば非常にいい感じで辛口になっているそのきし麺を食べながら。
「そうなるかもな」
「それってね」
「まずだな」
「ないと思うけれど」
「今そう話しているしな」
「そうよね」
「けれどな」
それでもというのだ。
「本当に韓国から日本から離れたら」
「動くのね」
「韓国自身がな、自分は自分ってなって」
そしてというのだ。
「何でも日本が基準じゃなくなって」
「自分で考えて」
「自分で産業をやっていってな」
そうなってというのだ。
「文化だってな」
「日本にこだわらなくなって」
「ノーベル賞だってな」
「そっちも日本と比較してるわね」
「賞の数でな」
毎年日本人が賞を受賞すると騒ぐ、ただし韓国人が受賞すると日本に対してどうだという態度になる。
「いつもな」
「それもなくなって」
「日本に勝つ為のノーベル賞でなくてな」
「本当に連合そして連合市民に役立つ」
「そうした風にな」
「なるのね」
「そうなるだろうな」
こう妹に話した。
「つまりノーベル賞のあるべき姿にな」
「なるのね」
「本当に今だとな」
それこそというのだ。
「そうなっていないだろ」
「それはね」
春香から見てもだった。
「どう見ても韓国人のノーベル賞の考えって」
「日本に勝つ為だな」
「だから日本人が受賞したら騒ぐのよね」
「どんな賞でもな」
「スポーツでもだしね」
「それもな」
そうしたこともというのだ。
「変わってな」
「自分達がどうかてなって」
「自然にな」
その様にというのだ。
「なるんだよ」
「それは確かにね」
春香が聞いてもだった、ビールを飲んでいるが実はかなり飲んでいるので身体が冷えてきているのがわかった。
「大きいわね」
「そうだよな」
「韓国が動くわね」
「本当にな」
「凄いことになりそうね」
「その時が来るとな」
「けれどな」
それでもとだ、洪童はあらためて話した。
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