八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百五十二話 ふわふわ卵その八
「当然の嗜みにはね」
「なっていないのね」
「うん、もう新選組はね」
「時代じゃないのね」
「ああした心はね」
武士道、それが実は結構任侠の世界が入っていて憧れている一面があってもだ。
「なくなっているんだろうね」
「そうなのね」
「近藤さん達はあくまでその頃の人だから」
幕末という時代のだ。
「今だったらね」
「どんな人だったかしら」
「普通に剣道してるおじさんかな」
「それだけなの」
「何処か器が大きくて面白い」
「そんな人なのね」
「芹沢さんも酒癖は悪くても」
例えこのことがあってもだ。
「やっぱり器が大きくてユーモアもある」
「面白い人ね」
「そうだと思うよ、沖田さんは」
「結核よね」
「それで入院して」
そのうえでだ。
「治療を受けて」
「それだけね」
「お顔は色々言われているけれど」
何かヒラメみたいだとかいう説もあるし近藤さんの写真で一緒に映っている人が沖田さんだと言われているその姿では色白で少しふっくらとした感じの日本的な顔の美男子という説もあるから本当に色々だ。
「スポーツマンで美形で」
「もてていたのね」
「そうかもね、実際この人と土方さんもてたらしいよ」
「土方さんは実際にもてていて」
「今もね」
「スポーツマンでなのね」
「女の子にもてていた」
その様にだ。
「なっていたかもね」
「今の方が幸せかしら」
「そうかもね、志士の人達も」
この人達にしてもだ。
「高杉さんも結核は治療されていて」
「早死にしてないわね」
「うん、吉田松陰さんも処刑されないし」
「ちょっと極端なこと言うだけの学者さん?」
「正直今テレビに出ている人達酷いから」
その茸頭の女流学者さんにしてもだ。
「あの人は極端でも純粋で学者としては超一流だから」
「ずっといいのね」
「今テレビに出ている人達よりはね」
眼鏡をかけた青とか木とかいう人の酷さには唖然となる、何でこんな人がテレビに出ているのだろうか。
「真面目で嘘も吐かないし」
「だから沢山のお弟子さんがついていったのね」
「慕ってね」
その高杉さんにしてもだ。
「凄くいい先生だったみたいだし」
「人格者だったのね」
「かなりのね」
「それじゃあ」
「かなり幸せになれたと思うよ」
あんな激しかったけれど悲しい人生を歩まなかったと思う。
「本当に」
「そうなのね」
「ほら、時代ってあれじゃない」
「その時でね」
「その時代に生きた人達を巻き込んで」
「色々なこと引き起こすわね」
「タイでもそうだよね」
ラブポーンさんにお国のことを尋ねた。
「そうだよね」
「ええ、もうね」
それこそとだ、ラブポーンさんも答えてくれた。
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