伝説となった狩人達
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二十一人目
WALKIN' AWAY
十話
頭でね、僕を押すんです。
入れって…
びっくりしました。
そこは、銀シャリ草が一面に生えているんです。
綺麗でした…
その景色に見とれてると、また頭で僕を押してね。
角を僕に渡したんです。
お前にやる。
そう言ってるようでした。
そして僕の顔をペロペロっとして…
端っこの方にね。
少し土が盛り上がった場所があるんです。
そこまでトテトテ歩いてね。
盛り上がった所を、囲むように寝転がりました。
ぶるるっ…
最期に聞いた…
鳴き声でした…
僕がなぜてやろうと近くに行った時、その盛り上がった山の上には…
古くなった袋と…
もう腐って、何が何だかわからなくなった人参が…
置いてありました。
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