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八条学園騒動記

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第五百三十五話 焼き肉食べ放題その三

「あと湯舟に入って熱くなったら」
「身体がか」
「一旦出てね」
 野上君は友人にさらに話した。
「冷たいシャワー浴びて冷やして」
「ああ、また入るんだな」
「そうすればね」
「お酒も抜けるか」
「もう凄い勢いでね、三回位繰り返したら」
 それでというのだ。
「完全にね」
「お酒も抜けてるか」
「そうなっているよ」
 こう友人に話した。
「その時は」
「そうなのか」
「うん、だから」
 それでというのだ。
「これはね」
「いいんだな」
「ただし飲んでするは駄目だよ」
「飲んですぐにお風呂に入るとな」
「運動もね」
 こちらもというのだ。
「危ないからね」
「それはな」
「自分もわかっているよね」
「当たり前だろ」
 それこそとだ、友人は野上君に答えた。
「それは」
「そうだよね」
「特にサウナはな」
 これに入ると、というのだ。
「危ないんだよな」
「そうそう、だから」
「朝起きてか」
「まずは運動してそこでも汗かいて」
「それからか」
「お風呂に入って」
 その様にしてというのだ。
「すっきりするんだよ」
「それがいいか」
「そう、二日酔いの時は」
「まあ僕は運動はな」
 友人はこちらはと話した。
「しないからな」
「そうだったね、自分は」
「それでも朝風呂はいいな」
「じゃあ入るんだね」
「シャワーだとな」
 これではとだ、友人は焼いたカルビを食べつつ野上君に話した。
「二日酔いが酷いとどうも」
「お酒が完全に抜けないね」
「ああ、そうなんだよな」
「だからお風呂なんだ」
「湯舟に入るか」
「そう、もうこれかなり効くから」
 酒が抜けるというのだ。
「だからね」
「明日の朝二日酔いだとか」
「入るといいよ」
「成程な」
「じゃあ今は飲もうね」
「そうするか」
「どんどんね」
「肉美味いしな」
 友人はまたカルビを食べた。
「ここの店本当に肉がいいな」
「特に牛肉がね」
「そうだよな、鶏肉や豚肉もいいけれど」
「牛肉がね」
「一番いいな、食べ放題だっていうのに」
 こうした時に出る肉はやはり質は落ちる、安い肉でないと店の方も採算が取れないということである。 
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