八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百四十五話 カップルの来店その十六
「本当に無駄だよ」
「そうよね」
「だって科学は日進月歩で」
「どんどん新説が出てね」
「これまでわからなかったことがわかるから」
「そうよね」
「ニュートン、いやアインシュタインの頃とね」
そうした人達の時代から見てもだ。
「今の科学は全く違うから」
「アインシュタインの頃に今の科学は説明つかないわね」
「多分ね」
「スマホもそうよね」
「うん、それをね」
「今の科学の知識で言っても」
「説明にもならないし」
筆者本人が得意げにそうしていてもだ。
「後はね」
「後は?」
「それが科学や文明の進歩になるか」
「出来ないとか無理とか言ってばかりで」
「今の知識だけでね」
「じゃあそうした人は」
「進歩することもなくてその一生懸命やっていることも」
それこそだ。
「無駄でしかないよ」
「その人も無駄ね」
「この世で一番無駄なことに必死になっている」
「何か下らない人生ね」
「世界で一番下らない人生送ってる人かもね」
僕は本気でそう思う。
「そんな人の本を読むよりも」
「普通の漫画や本を読んで」
「あとこうして」
コーヒーは今も淹れ続けている、とにかく忙しい。
「働いている方がね」
「利益があるのね」
「世の中ごく稀でも」
それでもだ。
「北朝鮮を擁護するとことんおかしい人に」
「読んでも無駄な本もあるのね」
「それで無駄な人生を送ってる人もね」
「世の中色々ね」
「そうだね、日本にもそんな人達がいるんだよ」
そんなことをして幕末や維新の大変な時を乗り越えられたとは思えない、吉本隆明の本を読んでもそんな空想科学を学んでも。
「残念ながらね」
「じゃあそんな人は無視して」
「それでね」
そのうえでだ。
「今働こうね」
「それがいいわね」
シャーマンさんも頷いてだった、クリープのストックを出してくれた。けれどお店はまた忙しい時が終わって僕達はまた暇になり男組は女の子がメインの方が人気が出るとか言ってその女の子達から休憩を出されて僕はまたクラスを出た。
第二百四十五話 完
2019・7・23
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