八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百四十五話 カップルの来店その十五
「色々いいものが一杯あるけれど」
「マスコミとか学者さんはなのね」
「こんなのだよ」
「無茶苦茶酷いわね」
「そんなのが戦後最大の思想家だし」
オウムみたいなのを絶賛する様な輩がだ。
「オウムの前にも色々言って書いてたけれど」
「いや、オウムを絶賛するんだったら」
「もうそれ以前のこともね」
「たかが知れてるでしょ」
「そうだよね、だから僕読むつもりないから」
吉本隆明の本はだ。
「一切ね、福沢諭吉は将来はね」
「読むつもりあるのね」
「けれどね」
それでもだ。
「吉本隆明は」
「ないのね」
「全くないよ」
それこそだ。
「無駄だとしか思えないからね」
「まあ言ってることがね」
「オウムの教祖を持ち上げる様なら」
それならだ。
「おかしいとしか思えないから」
「物凄く本読んで人とお話して」
「それで行き着くのがね」
「オウムだったら」
「もうね」
それこそだ。
「読む価値もね」
「ないのね」
「最初は何書いてるかわからなかったっていうし」
それを難解と言うのだろうか。
「訳のわからないもの読んでもね」
「意味がないっていうのね」
「そのことからもね」
「それでなのね」
「読んでもね」
それこそ一行でもだ。
「時間の無駄にしか思えないよ」
「得られるものがないっていうのね」
「普通漫画を読んでもライトノベルを読んでもね」
哲学書が高尚ならそうしたものは低俗とされる、けれどそうした高尚とされる様な本よりもと僕は思っている。
「何か得られるよ、けれどね」
「吉本隆明については」
「もう一切ね」
「得られないっていうのね」
「そんな価値はね」
それこそだ。
「ないよ」
「それでこれからも読まないのね」
「漫画やライトノベルでもあるよ」
「読んでも無駄なのは」
「何か変な似非グルメ漫画とか」
新聞記者と陶芸家の親子が好き放題お店の中で暴れて偉そうにウンチクを垂れている漫画だ。正直僕は面白くないと思う。
「あと四人のドラゴンの兄弟が暴れ回るライトノベルとか」
「読んでもなのね」
「何の意味もないけれど」
「吉本隆明の本も」
「同じだよ」
もう何も変わらないと思う。
「書いている内容は違っても」
「レベルとしては」
「同じだから」
「もう読んでも何の価値もない」
「そう、何の為にもならないね」
「無駄なのね」
「もうその無駄さのレベルでは」
それこそだ。
「自分の科学の知識だけでアニメや漫画の設定を出来ないとか言っている本とね」
「ああ、あのシリーズね」
「シャーマンさんも知ってるよね」
「あんな下らない本よく書けるわね」
「子供の夢を壊すんじゃなくて」
筆者自身はそう言っていてもだ。
「現代の、それもね」
「自分の科学の知識だけでね」
「色々言っているだけで」
「間違いも指摘されてるわね」
「あんなこと書いてもね」
そして本人が必死に考えてもだ。
ページ上へ戻る