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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百四十五話 カップルの来店その十

「敵同士が揉めるなら」
「それでいいからね」
「だからね」
 もう強制連行やら慰安婦やらそうした話はだ。
「北朝鮮が後ろにいる」
「そうした話なのね」
「何しろ日本で北朝鮮寄りの人達が」
 まさにだ。
「全員韓国の方持ってね」
「動いているから」
「胡散臭い話にはね」
「その胡散臭いお話がなのね」
「北朝鮮も一緒に言ってたりするから」
「関係は明らかっていうのね」
「もうこうした人達はね」
 マスコミにしても学者にしてもだ、所謂知識人だ・。
「それこそね」
「どうしようもないのね」
「反省することもないから」
 それでだ。
「一刻も早くいなくなって欲しいよ」
「何ていうか酷い連中ね」
「そうだよ、幕末や明治にはそんな人達いたかな」
「いないでしょ、いるとしたら」
 シャーマンさんは僕に眉を顰めて話した。
「中世の教会でしょ」
「あそこ位だね」
「そんなに卑劣で醜悪な連中は」
「確かに卑劣だね」 
 それも極めてだと思う。
「それでとんでもなくね」
「醜いわよね」
「人間とみなしくたいない位ね」
「まさに外道ね」
「これは仏教の話だけれど」
 僕はこちらの話も入れた。
「餓鬼道だね」
「地獄みたいな場所よね」
「地獄じゃないけれど」
 餓鬼道の下がその地獄道だ、六道の中で餓鬼道は下から二番目にある世界で一番下が地獄道となっているのだ。
「考え様によっては地獄よりもね」
「悪い世界なの」
「この上なく卑しい人が堕ちる世界で」
 それでだ。
「餓鬼も卑しいからね」
「そうした世界だから」
「地獄よりもね」
「悪い世界なのね」
「そうした世界だと思うよ」
「それでそうした人達は」
「まだ人間界にいるけれど」
 つまり僕達の世界にだ。
「もうね」
「生きながら餓鬼道にいるんだね」
「そうした人達だろうね」
「だから何をしても平気なのね」
「どんな卑劣なことをしても醜悪なことをしてもね」
「人を騙してもそれで沢山の人が酷い死に方をしても」
「何しろハンガリーがソ連から独立しようとした時も」
 ハンガリー動乱だ、この時に沢山の人が死んでいる。
「ハンガリーは百姓国とか言って」
「それでなの」
「そう、それでね」
 そのうえでだ。
「ソ連を庇ったりね」
「ハンガリーを罵ってなのね」
「そうした人もいるから」
 東大教授、法大総長になる大内兵衛という人物だ。こんなことを平気で言う人間が普通にいたのが戦後日本ということか。
「これが一九五〇年代で」
「ィまでは昔ね」
「けれどいてね、今もね」
「そうした人達がいるのね」
「テレビでもよく出て来るよ」
 コメンテーター等でよく出て来る。
「それでそうしたこと言うのよ」
「日本はとてもいい国だけれど」
 ここまで聞いてだ、シャーマンさんは困った顔で話した。 
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