八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百四十五話 カップルの来店その九
「お世話になった人の一族の面倒をずっと見ているから」
「そんなこともしていたの」
「あれでね」
作中では悪党でもだ。
「いいところもあったから」
「誰だっていいところがあって」
「北朝鮮もひょっとしたら」
「いいところがあるかも知れないのね」
「僕にはわからないけれど」
あんまりにも酷い国だからだ。
「ひょっとしたらね」
「いいところがあるかも知れないのね」
「そう思うけれどね」
「私はないと思うけれど」
「まあ殆ど全部の人が思うよね」
実際僕もかなり自信がない、あの国の長所なぞあるとは思えない。
けれどそれでもだ、僕はシャーマンさんに話した。
「けれどね」
「どんな国でも人でもなのね」
「いいところはあるから」
そう言われているからだ。
「若しかしたらね」
「そういうことなのね」
「うん、そう思うからね」
「支持する人もいるのね」
「共産主義が好きでそのことからかも知れないけれど」
「あそこ共産主義?」
「そう言われると違うね」
僕が思うにだ。
「そこは絶対に」
「そうよね、あの国は」
「だって世襲でね」
国家元首、通称将軍様はだ。
「それで階級まであるから」
「共産主義って平等よね」
「その時点でおかしいから」
「共産主義ですらないわね」
「けれど看板はね」
「共産主義だから」
「好きなのかもね、それか」
もう一つ考えられることはだ。
「お金貰ってて」
「それは余計に駄目でしょ」
「うん、けれどね」
「そっちからつながってて」
「支持しているのかもね」
「嫌なお話ね」
「そうだけれどね」
僕はシャーマンさんに嫌なものを見ている顔で話した。
「そうした人達がね」
「日本にはいるのね」
「それでそうした人達が韓国についたりするから」
「余計に酷いわね」
「韓国は本来はね」
「北朝鮮と敵対してるでしょ」
「けれどね」
その筈だけれどだ。
「あの国にも北朝鮮寄りの人がいて」
「ああ、その人達と結びついていて」
「それでね」
「韓国の味方してるの」
「それで日本と韓国が揉めたら」
その時は正直いつもだ。
「韓国の方を持ってね」
「日本を攻撃するのね」
「韓国が間違っていても」
僕から見ればそうとしか思えない状況でもだ。
「あっちについているんだよ」
「韓国の為になってないわよね」
「だってね、日本と韓国が揉める要素って」
それはとても数多いけれどだ。
「北朝鮮が関わってる場合が多いから」
「ああ、それはあれよね」
「わかるよね」
「日本と韓国の仲違いを狙ってね」
「あの国にとってはどっちも敵だからね」
おおまかにいうとそうなると思う、北朝鮮は韓国を飲み込んで半島を統一したいけれど韓国内でそれに反対する人とそうした人達の後ろ盾になる日本が仲良くされると邪魔で仕方ないのだ。そんな話も聞いたことがある。
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