ゼロの使い魔×ポケットモンスター ネタ
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『ルイズが召喚したのが、ゴクリンだったら?』
前書き
今回は、ゴクリン(→マルノーム)。
なんか、微妙に人死にっぽい描写が……?
注意!
なんか間抜け…。
それが、ルイズが感じた第一印象だった。
黄緑色の体は、ツルッと毛もなく、足はない。手らしきものはあるものの、とても小さい。口は、唇を突き出しようになっており、目は糸目で小さい。頭頂部に黄色い触覚みたいなものが1本。尻尾らしきものが、短い物が後ろにある。尻尾の上だけが少し黒い。
コントラクトサーヴァントの呪文を唱え、ムチュ~っという感じで突き出された唇に、キスをした。
キスをした直後、グワッと唇が突き出されていた口が大きく開いた。
えっ? っと思った瞬間には、ルイズの頭から丸呑みにされていた。
次の瞬間、コルベールが放ったエアハンマーに弾かれ、使い魔として召喚された生き物がルイズの頭を吐き出して転がった。
唾液と胃液まみれになり、ルイズは、顔を押さえてのたうった。ジュージューと胃液が肌に染みこんだからだ。
水の魔法が使える生徒がすぐに呼ばれ、すぐに治療されたおかげで事なきを得た。
ルイズは、自分が召喚した生き物を、ギッと睨んだ。
その生き物は、手にルーンが刻まれており、どこを見ているのか分からないが、様子から察するにとりあえずルイズをじ~っと見ているようだった。
ルイズは、隠し持っていたムチを取り出し、その生き物に振り下ろそうとしたが…。
バクリッ
ムチごと手を飲み込まれた。
ぎゃああああ、っとルイズが悲鳴を上げ、腕ごとその生き物を振り回す。パッとその生き物がルイズの手を吐き出し、ゴクリッとムチだけを飲み込んだ。
コルベールは、様子を見ていて、たぶんお腹をすかせているなっと分析した。
ムチを食べる生き物なんているんですか!?っとルイズは、噛みついた。
コルベールは、冷静に、新種か、未開拓の土地の生物かも知れないと言った。
ルイズは、唾液まみれになった手を拭きながら、他の生徒やコルベールがフライで飛んでいくの中、その使い魔を連れて歩いた。
手しか無いため、体を引きずるように懸命についてくる。
やっと部屋に帰り、ルイズは、そのままふて寝した。
そして翌朝……、起きると、机の上がやたら綺麗だ。というか何もない。杖もない。
ゲプッという音が聞こえたので、見ると、あの生き物が倍に膨らんでいた。
吐き出せ~~!っとルイズは、その生き物を掴んで揺すった。
やっと吐き出させたものの…、あらゆる物が半分溶けていた……。
ルイズは、杖まで失い、トボトボと歩いていると、ゴクリンだ!っとびっくりした声が聞こえた。
そこには一人のメイドがいて、ルイズの使い魔を見てびっくりしていた。
話を聞くと、シエスタというメイドの故郷の近隣に棲むという、この生き物の名は、ゴクリン。
なんでも食べて消化してしまう生き物で、胃袋以外の臓器がほとんど小さくて、食べるだけことだけに生きている生き物らしい。
成長すると、マルノームというさらに食欲旺盛な生き物に成長するそうだ。
今だって悪食なのに、これ以上悪食なるのか…。っと、ルイズは、絶望した。
机の上の教材や杖を食べられてしまった(※半分消化)と話すと、食欲さえ満たしておけばだいじょうぶですよ、っとシエスタは、曾祖父がかつて飼育していたという話からそう言った。
それからというもの、教材と杖を新調したルイズは、食べられないよう、ゴクリンに餌をたくさんあげるようにした。
その甲斐あって、他の使い魔が食べられそうになるような事件も無くなった。
しかし、ある日起きたら、ゴクリンが紫色の大きな生き物、マルノームになっていた。
そして教室で、事件発生。
キュルケのサラマンダーが丸呑みにされた。
すぐに吐き出させたので生きていた。
後日、ギーシュのジャイアントモールが行方不明になり、視界の共有でマルノームの腹に入っているのを知ったギーシュが、がんばって吐き出させてなんとか助かっていた。
その数週間後…、オスマンの秘書・ロングビルが行方不明になった。それと共に、巷を騒がせていた土くれのフーケの事件がぱたりと無くなった。
マルノームが食ったんだじゃないかという疑いがかかっていたが、ロングビルが消えた日、いつも通りルイズがたくさん餌を与えていたため、それはないという裏は取れた。
言葉が使えないマルノームに、あんたのせいじゃないわよね?っと聞いても、ぼへ~っとしているだけで、何も答えは得られなかった。
後書き
今回から、初代縛り解除。
全国図鑑・第1号は、ゴクリンにしました。
果たして、マルノーム(ゴクリン)は、フーケを食ったのか……?
それは、謎……。
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