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八条学園騒動記

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第五百二十二話 最終ステージその一

               最終ステージ
 ジミーはゲームを進めていった、ステージのボスである敵の戦艦達も一隻一隻確実に倒してだった。
 その中に入りそのステージも進んでいく、パレアナはその戦艦の中であるステージ、五番目のそれを見つつジミーに言った。
「こんなに大きな戦艦だったかしら」
「戦ってる時はそう見えないよね」
「全然ね」
「けれどね」
「その実はなのね」
「その中はね」
「こんなに広いのね」
「こうした通路があって」
 それでというのだ。
「中の敵もね」
「それだけ多いのね」
「そうなんだ」
「不思議ね」
「だからこのゲームの戦艦の中は」
 ジミーはプレイしつつ話した。
「異次元って言われてるんだ」
「戦闘中は小さいのに」
「中はこんなのだから」
「ステージになる位で」
「しかもね」
「敵も沢山いるから」
「それでなんだ」
 異次元と呼ばれているというのだ。
「何でこんなにいるんだって」
「そりゃ言われるわね」
「このことでも有名なんだ」
 そうなっているというのだ。
「おかしいだろって」
「確かにおかしいわね」
 パレアナも頷いて応えた。
「ゲームとはいえ摩訶不思議よ」
「しかも戦艦の中もボスいるから」
「そういえばいるわね」
「それも強いのがね」
「戦艦自体も強くて」
 見れば攻撃は激しく防御力も高い。
「その中のボスもね」
「それじゃあね」
「クリアは難しいよね」
「戦艦の中敵が多いだけじゃなくて」
 その中をよく観ればだった。
「地形も複雑で障害物も多いわね」
「だから地形にぶつかってね」
「やられることも多いのね」
「そうなんだ」
 これがというのだ。
「だから真エンドはね」
「行くのが難しいのね」
「そうなんだ」
 こうパレアナに話した。
「一機でもやられたら駄目で」
「しかも戦艦全部ね」
「倒してその中もクリアしてだから」
「さもないと真エンドに進めないのね」
「煽られるから」
 普通のエンディングではというのだ。
「腹立つよ」
「そんなに腹立つのね」
「ネットの動画にあがってるけれど」
 そのエンディングはというのだ。
「観たらね」
「腹立つのね」
「そのメーカー特有のね」
「煽りエンドね」
「それが出て来るから」 
 だからだというのだ。
「真エンドじゃないとね」
「それで真エンドはなのね」
「凄くいいから」
 そちらはというのだ。 
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