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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百三十四話 結核でその四

「蟄居させられてるから」
「そんなことがあったのね」
「本当に酔ってかどうかわからないけれど」
「思いきり言って」
「それでね」
 その結果だったのだ。
「蟄居させられたんだ」
「そんな人だったの」
「あんな傲慢なだけの人かっていうと」
「そうでもなかったの」
「骨がある人で幕府に近いかっていうと」
「維新の方?」
「どっちかっていうとね」
 そうだったというのだ。
「そっちだったんだよ」
「そうだったのね」
「そう、だからね」
 それでだ。
「あの作品と実際は違うから」
「鵜呑みにしたらいけないのね」
「流石に韓国の教科書の日本みたいじゃないけれど」
 特に日本軍が凄い、三・一運動があそこの教科書通りだとすると二千万の民衆が一斉に蜂起した大叛乱をたった三万の二個師団、平時編成で動員もしていない軍隊で完全に鎮圧した鬼みたいな強さの軍隊となる。
「あそこまではね」
「酷くないのね」
「あそこの教科書は小説っていうか」
 それこそだ。
「ライトノベルみたいだから」
「漫画みたいなのね」
「うん、けれどあの漫画も」
 流石にだ。
「韓国の教科書程はね」
「酷くないのね」
「龍馬さんについても」
 肝心のこの人がスーパーマンになっているのもあの漫画の特徴だ、確かに幕末の志士達の中心人物の一人でもだ。
「あんなにね」
「凄くないのね」
「というかあそこの教科書はね」
 それこそだ。
「日本軍と日本人人間じゃないから」
「じゃあ何なの?」
「何処かの野菜の人だよ」
 某戦闘民族だ、あの有名な。
「あれじゃあ」
「そこまで強いのね」
「うん、二千万の叛乱を三万で鎮圧したとか」
 内容がこれまた凄い、村を一つ完全に焼き払ったとか三万の軍勢でどうやってそこまでしたのかと思う。
「とんでもないから」
「それ出来ないわよね」
「今だってね」
 今の軍隊でもだ。
「難しいから」
「勇敢に蜂起したのよね」
「そうだよ」
 非暴力というけれどあそこのデモを見ているとそんなことが出来るのかと僕は疑問に思っている。これは当の韓国から来た子も言っている。
「それでもね」
「完全に鎮圧されたのね」
「無慈悲にね」
「それじゃあね」
「日本軍がどれだけ強いか」
「そんなお話だよ」
 そうもなる。
「戦闘民族だよ」
「お尻から尻尾が生えている」
「中には噛ませ王子がいるかも知れないけれど」
 それでもだ。
「あの強さはね」
「戦闘民族なのね」
「それで容赦なく壊して奪って」
 そうしたこともしていたとある。 
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