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八条学園騒動記

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第五百十九話 中華ファンタジーのゲームをその八

「そこはね」
「そうなんだね」
「それと」
 パレアナはさらに話した。
「もう一つ思うことはね」
「何かな」
「こうしたゲームをプレイした実況ね」
「ああ、ゲーム実況だね」
「それ動画サイトで発表したらどうかしら」
 こう言うのだった。
「面白いかしら」
「いいんじゃない?」
 少し考えてからだった、ジミーはパレアナに答えた。
「それもね」
「そうよね」
「今流行の最新のゲームをするより」 
 それよりもというのだ。
「そうしたね」
「レトロというかね」
「伝説的なゲームをする方が」
 それもというのだ。
「いいかもね」
「それじゃあやってみようかしら」
 スマホのゲームの画面を観つつだ、パレアナはジミーに答えた。今度はパレアナがそうする番になっていた。
「ここは」
「僕が言う通りだね」
「それもね、そして」
「ああ、動画がよく観られて」
「それで広告収入で」
 明るい笑顔でだ、パレアナはさらに言った。
「生きていけるとか」
「それはちょっとね」
「駄目?」
「いや、広告収入はいいとして」
 それを狙うこと自体はいいというのだ。
「けれどね」
「収入を狙うことはいいけれど」
「それでも、肝心の視聴数は」 
 それがというのだ。
「わからないからね」
「その問題ね」
「ゲーム実況、攻略のそれはよく観られると思うけれど」
 それでもというのだ。
「そんな沢山の収入を得られるか」
「そうした問題になったら」
「ちょっとね」
 このことはというのだ。
「難しいよ」
「そこね」
「パレアナもわかるよね」
「一日一万位視聴があればいいけれど」 
 それでもというのだ。
「これがね」
「そこまで観てもらえるってね」
「そうそうないから」
 だからだというのだ。
「難しいわね」
「うん、ただ」
「ただ?」
「そうした古典みたいなレトロゲームのクリア実況は」
 それはというのだ。
「それはそれでね」
「人気得られるっていうのね」
「そうじゃない?」
 こう言うのだった。
「やっぱりね」
「そうなのね」
「だからやること自体はね」
「ジミーも反対しないのね」
「うん」
 その通りだとだ、ジミーはパレアナに答えた。 
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