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夢幻水滸伝

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第九十七話 南洋の会合その五

「中に入った敵をそれぞれの力で襲う」
「あの塵で軍勢も諸君等も守る」 
 リーは強い声で言い切った。
「だから守りは任せろ」
「そして攻めるには」
「君の龍達がいる」
 シェリルはドラゴンマスターだ、それも神星だけあって同時に多くのドラゴン達を操れる。モンスターの中で最強の種族である彼等を多く操れるということはそれだけで一軍を凌駕すうr強さであるのだ。
「奇襲急襲でこうした力があればな」
「アメリカや中国にも勝てるわね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「だからだ」
「太平洋の覇権に勝つ」
「我々がな」
 こう言ってだ、リーはまたおちょこの酒を飲んだ。その一口を飲んでだった。
 あらためてだ、彼は南洋の星の者達に問うた。
「それで君達は他の勢力の星の者達と交流を深めているか」
「はい、そのことはご安心を」
 ブッパースウォングがリーの問いに答えた。
「お互いに仲良くしています」
「それは何よりだ」
「一戦を交えるにしてもですね」
「その一戦の後は共に太平洋を治めていくのだ」
「だからですね」
「お互いを知ってだ」
 そしてというのだ。
「絆も深めて悪いことはない」
「戦は一瞬で」
「問題はその後だからな」
 太平洋が統一された時だというのだ。
「その時にどうかだからだ」
「それ故に」
「今はだ」
「お互いに交流をしていくことですね」
「仲がよくていい、私もだ」
 リー自身もというのだ。
「他の勢力の星の者達と交流を深めている」
「そうしていますね」
「神星の者達ともな」
 それぞれの勢力の棟梁である彼等ともというのだ。
「そうしているしな」
「そういえは神星の方々は」
「お互いによく会ってだ」
「お話をされていますね」
「そうしている、仲は良好だ」 
 それは問題なしというのだ。
「十人共な」
「そうなのですね」
「うむ、彼等と共に太平洋を治めこの世界を一つにし危機を救う」
 こうブッパースウォングに話す。
「そう思うとだ」
「今から楽しみですか」
「実にな、悪くない」
 微笑みさえ浮かべての言葉だった。
「私としてもな」
「ええ、十人いれば」
 シェリルも言うことだった。
「何でも出来そうよ」
「三極星から一人、四智星から三人、六将星全員だ」
「人が揃っているわね」
「これだけいるとだ」
 まさにというのだ。
「出来ないことはない」
「そう思えるわね」
「そうだ、しかし十人が一つになることはだ」
「一戦交えてからね」
「それからだ」
 このことも話すのだった。
「まだだ」
「そうね、一戦交えて」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「ことを勧めていくことになる」
「本当にそれからね」
「そうだ、しかし一つにするとな」 
 それからだというのだ。 
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