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八条学園騒動記

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第五百十九話 中華ファンタジーのゲームをその一

                中華ファンタジーのゲームを
 パレアナはジミーに今度はこう言った。
「中華ファンタジーもゲームになってるから」
「ああ、多いね」
 ジミーもその話に頷いて応えた。
「西遊記とかね」
「最初に出たわね、西遊記」
「風神演義もだけれど」
 それだけでなくというのだ。
「やっぱりね」
「西遊記がきたのね」
「一番有名だから」
 それでとだ、ジミーはパレアナに答えた。
「連想して言ったけれど」
「まあ確かにね」
「西遊記はよくゲームになってるね」
「数えきれない位ね」
「それも色々なジャンルにね」
「シューティングにもRPGにも」
 まさに様々なジャンルのゲームの題材になっているのだ。
「なってるわ、もう千年以上ね」
「ゲームが出来てからだね」
「それからね」
 ずっと、というのだ。
「次から次にね」
「出てるね」
「そう、ただね」
「ただ?」
「当然面白い作品もあれば」
「駄作もあるね」
「もうこれはね」
 ゲームにも当たり外れがある、このことはというのだ。
「仕方ないのよね」
「それはね」
「あんたもわかるわよね」
「クソゲーってあるからね」 
 ジミーはパレアナに笑って話した。
「スタッフが意識しなくてもそうなったりとか」
「そう、だからね」
「クソゲーがあることは」
「当然と受け止めて」
 そのうえでというのだ。
「プレイもしていくのね」
「もうクソゲーを買ったら」
 その時はというと。
「それならそれで楽しめないとね」
「器が大きいわね」
「そうかな」
「だって、あたしクソゲー買って」
 こうした経験はパレアナもあるのだ。
「プレイしたらね」
「その時は怒るんだ」
「うわっ、酷いゲームだって思って」
 プレイしてというのだ。
「もうその後で項垂れて怒って」
「そうなるんだ」
「そう、だからね」
「僕みたいには思えないんだ」
「運が悪かったとかゲーム選び失敗したとか」
 その様にというのだ。
「思って自分が嫌にもなったりして」
「それは思い過ぎじゃないかな」
「そうかしら」
「クソゲーはクソゲーでも楽しめるのに」
「だからあたしはそうは思えないから」
 パレアナはこのことは強く断った。
「本当にね」
「そうなんだね」
「そこも人それぞれね」
「そうみたいだね」
「クソゲーを楽しめるかどうかも」
「まあクソゲー全集とかあるからね」
 本で出ているしそうしたゲームをまとめたサイトも存在している、この時代の楽しみ方の一つである。
「それを読むのも面白いから」
「何か変わった楽しみかたね」
「正道かというと違うかも知れないけれど」
 それでもというのだ。 
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