八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百三十二話 好漢は心からその九
「生徒を床で背負い投げとかね」
「畳の上でしないと危険でござるよ」
「柔道で畳を使うのは」
これは柔道では絶対のことだ。
「畳がクッションになるからだから」
「そうでござるな」
「床の上で出したら」
柔道の技をだ。
「下手しなくても死ぬから」
「問題外でござるな」
「こんなのは剣道じゃないよ」
勿論武道ではない。
「文字通りの暴力だよ」
「武道ではないでござるな」
「こんなことする奴はね」
「剣道ではいたりするでござるな」
「他の武道でもね」
こんなのだとヤクザ屋さんと変わらない、学校の教師は本当に酷い奴はヤクザ屋さんと全く同じだと言うしかない。
「いるけれど」
「剣道もでござるな」
「特にね」
僕はさらに話した。
「剣道って普通に竹刀持ってるね」
「竹刀を使うものでござるな」
「それで防具着けるし」
「多少の暴力は」
「振るっても傷つかないし」
防具のせいでだ。
「竹刀はすぐにね」
「使えるから」
「手に持ってるから」
それこそいつもだ。
「だからね」
「暴力を振るいやすい武道でござるな」
「他の武道と比べてもね」
「だからでござるな」
「心の鍛錬をしていないと」
「特に暴力が顕著になるでござるな」
「そうなんだよね」
これがだ。
「特に学校の先生になると」
「権力も持ってるでござるな」
「そう、だからね」
「余計にでござるな」
「とんでもない暴力振るう人いるんだ」
残念なことにだ。
「剣道をしていても」
「剣道をする資格がない輩でござるな」
「こんな先生に教わっても」
それこそだ。
「何もいいことはないよ」
「暴力を受けるだけでござるな」
「そうなるから」
「そうした先生が顧問なら」
「もうそうした部活はね」
「入らない方がいいでござるな」
「いいことなんて」
そんな先生が顧問の部活に入ってもだ。
「下手したらこっちが怪我するし」
「しかもその怪我でござるな」
「泣き寝入りになるから」
教師の悪事は隠蔽されることが多い、学校という閉鎖された世界の中でそうしたことも為されるのだ。
「いいことはないから」
「だから最初からでござるな」
「そんな部活はね」
本当に心から思う。
「避けるべきだよ」
「剣道が好きでもでござるな」
「剣道に限らず武道だと」
それこそだ。
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