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八条学園騒動記

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第五百十七話 シマリスの餌その二

「本当によ」
「取り合いになるんだ」
「私も好きだし、ただね」
「ただ?」
「うちの子はチーズは食べないの」
「ああ、栗鼠も齧歯類で」
 ジミーは今は街が得なかった、そのうえで言うのだった。
「鼠の仲間だね」
「兎もね」
「そうだったね」
「鼠というかハムスターってチーズも好きで」
「栗鼠もなんだ」
「シマリスもね」
 パレアナのペットもというのだ。
「好きな子が見受けられるみたいだけれど」
「パレアナの飼ってる子については」
「チーズには興味がないの」
「そうなんだ」
「それでね」
「胡桃とか向日葵の種が好きなんだ」
「そうなのよ」
 こうジミーに話した。
「ちなみに私も向日葵の種食べるしね」
「あれ美味しいしね」
「ジミーも食べるのね」
「うん、やっぱりお酒を飲む時にね」
 その時にというのだ。
「おつまみにしてるよ」
「そうなのね」
「ウイスキーと一緒に」
「ああ、ウイスキーのね」
「合うよね」
 ウイスキーにとだ、ジミーはパレアナに確認を取った。
「向日葵の種って」
「いや、私ウイスキーはあまり飲まないのよ」
「そうなんだ」
「バーボンは飲むけれど」
「そっち派なんだ」
「強いお酒はね」
 蒸留酒はというのだ。
「そっちだから」
「バーボンだね」
「それなら合うと思うけれど」
 バーボンに向日葵の種はというのだ。
「ちなみに飲み方はロックよ」
「それ僕もだよ」
「氷が合うわよね」
「水割りよりもね、飲む時は」
 どれ位かとだ、ジミーは笑顔で話した。
「ボトル一本空けるね」
「結構飲むわね」
「うん、飲んだら一本空ける主義で」
「ウイスキーもなの」
「それ位空けるね、それで寝るよ」
「寝酒にもしてるの」
「というか朝やお昼は飲まないから」
 そうしたことはしないというのだ。
「休日でもね」
「まあ休日でも朝から飲むとか」
 流石にとだ、パレアナもどうかという顔で述べた。
「よくないしね」
「やっぱりね」
「それは正しいわ」
「そうだよね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「ジミーも結構飲むわね」
 パレアナはまたこのことを話した。
「ウイスキーを一本空けるって」
「それで大抵二日酔いになるんだよね」
「朝起きたら」
「それでシャワー浴びて」
「すっきりして」
「一日をはじめてるよ」
 ウイスキーを飲んだ次の日はというのだ。 
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