仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百六十九話 英雄集結その三
「凄いとか」
「そこで佐賀県なの」
「ちょっと違わなくない?」
亜美と麻美が可奈美にこう突っ込みを入れた。
「鳥取も凄いよね」
「そうよね」
「奈良やと南が凄いで」
ぎんかはこちらの地域の話をした。
「北はともかくとして」
「けれど東北は仙台はともかくとして」
ここでこう言ったのは真夢だった。
「過疎は」
「宮沢君東北生まれみたいだけれど」
藍里が続いた。
「東北はね」
「ええ、過疎がね」
実波も言う。
「深刻な問題だから」
「農村になると」
佳乃も言うことだった。
「それこそね」
「過疎、そして高齢化が」
菜々美も暗い顔で述べる。
「本当に深刻で」
「この世界での東北もそうなら」
夏夜も心配になっていた。
「何とかしないと」
「東北全体で」
最後に未夕が述べた。
「もっと言えば日本全体の問題になるかも」
「何か深刻な問題ですね」
葵も心配することだった。
「北陸もどうなるか」
「それを言ったら九州の南もです」
クルミは葵に続いた。
「中々」
「福岡はまだいいのね」
遥は二人の会話からこのことがわかった。
「大きな街が多いし」
「全然大丈夫よ」
クルミは遥にすぐに返した。
「福岡はね」
「やっぱりそうなのね」
「問題は地方の過疎化と都市への集中よ」
「何か深刻な話になってるね」
モーツァルトは皆の話を聞いてそう感じ取った。
「浜松も危ういかな」
「浜松はまだましだよ」
奏助がモーツァルトにすぐに答えた。
「静岡は」
「そうなんだ」
「本当に過疎は東北とかでね」
「深刻な問題でなんだ」
「宮沢君の今の話が」
「あるんだね」
「そうなんだよ」
「いや、お金とかも」
宮沢は屈託のない顔でさらに話した。
「必要なかったし」
「それはある意味凄いわね」
タツマキも話を聞いて驚くことだった。
「何でもお金が必要なのに」
「物々交換で何でも出来たから」
それでとだ、宮沢はタツマキにも屈託なく答えた。
「それでなんだ」
「じゃあ人参と大根を交換とか」
「普通でね」
それでというのだ。
「僕のいた村ではなんだ」
「お金は必要なかったの」
「そうだったんだよ」
「それはまた」
「楽だよね」
「楽っていうか驚いてるわよ」
これがタツマキの返事だった。
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