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生きている洞窟

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第四章

「意志もあり中に入った人がです」
「とことん戦いたいと思ったらや」
「洞窟に入る時に入った人達が思ったことを」
「適えさせようっていうんか」
「そうです、決して悪意はありません」
 洞窟にというのだ、女神は紅美だけでなく緑麗そして冒険者達にも話した。
「その願いを適えようとするのです」
「そやったんやな」
「はい、そしてお二人は四人の方々を助けようとですね」
「その目的で入ったで」
「洞窟はその考えを汲み取って」
 そしてというのだ。
「洞窟の形を変えて」
「矢印を出してくれたんやな」
「罠も出しませんでした」
「成程な」
「それでこの度です」
「助けられたんやな」
「左様です」
 こう紅美に話した。
「洞窟がそうさせたのです」
「成程な」
「それで、ですが」
 女神はさらに話した。
「この度は皆さんにそのことをお話させて頂き」
「この洞窟を知ってもらう為に私等の前に出たんやな」
「このことは皆さんにお話して下さい」
「ほなな、あと術で出られんのは」
「洞窟の力です」
 この洞窟の、というのだ。
「そのこともお話して下さい」
「そうさせてもらうな」
 紅美は緑麗と共に女神に笑顔で答えた、そしてだった。
 二人は冒険者の四人と共に江陵に帰った、すると二人はギルドそして四人からそれぞれお礼と報酬を受け取った。それから洞窟のことをギルドに話すとギルド公認の洞窟としてこのことが全ギルドそして冒険者達に伝えられることとなった。
 ことが終わり紅美は緑麗を江陵の湖北料理の飯店に案内した、そこで紅美はまずは酒に白酒を注文してだった。
 料理に臘肉菜苔つまり豚の干し肉と洪山紅菜苔の炒めものに八卦湯という亀のスープ、豆皮というご飯と湯葉の包み焼きに名物の東坡肉あの豚腹の角煮、龍鳳配というタウナギと鶏肉の煮物と大連麺 という豚肉に鶏肉の細切りと揚げタウナギさらに揚げ肉団子等を具にした汁そばを注文して飲んで食べた。その中で。 
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