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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百二十八話 スズキだけれどその十

「やってないしな」
「そんなのやったら」
「スポーツ選手だったらな」
「もうすぐにね」
「選手生命終わるな」
「歯がボロボロになる位なら」
 スポーツ選手でそうなればだ、スポーツで歯が大事だなんてことはそれこそ小学生でも知っていることだ。
「目に見えてるよ」
「本当にそうだよな」
「というかね」
 僕はそもそもと思って話した。
「覚醒剤打たずにって人が」
「やったらな」
「洒落になってないよ」
「本当にそうだな」
「そうした意味でもね」
 あの元プロ野球選手はだ。
「馬鹿だと思うよ」
「そうだよな」
「幾ら辛い状況でも」
 それでもだ。
「お酒に逃げるならね」
「まだいいよな」
「覚醒剤なんかしたら」
 もうそれこそだ。
「人間終わりだからね」
「酒も怖いけれどな」
「アルコール中毒もね」 
 これも過ぎると怖いのは事実だ。
「問題だけれど」
「あれも脳味噌縮むしな」
「身体に悪影響出るしな」
「やっぱり怖いな」
「それは事実だな」
「うん、けれどね」
 アルコール中毒も怖いけれどだ。
「聞いてると覚醒剤はね」
「酒より遥かに怖いしな」
「中毒も半端じゃなくてな」
「やったら最後地獄だな」
「地獄に落ちるみたいなものだな」
「そう思うよ、あんなことしたら」
 本当にどう考えてもだ。
「何処をどう考えても」
「駄目だからな」
「冗談抜きで廃人だな」
「人間止めてな」
「壊れていくな」
「それなのにするのは」
 それがだ」
「本当にわからないよ」
「そうだよな」
「あんなのして何になるんだよ」
「そもそもな」
「何がいいんだか」
 そんな話をした、そしてだった。
 僕は寝る前にちょっと校舎の屋上に出てそうして畑中さんに連絡をした、すると畑中さんはこう僕に言ってきた。
「今飲んでいまして」
「そうなんですか」
「はい、赤ワインを」
 こちらをというのだ。
「ソーセージやチーズ、クラッカーで」
「お洒落ですね」
「いいものです」
「そうですね、ソーセージとかチーズは」
「ワインに、特に赤にです」
 そちらのワインにというのだ。
「合います」
「本当にそうですね」
「ですから」
 それでというのだ。
「今も楽しんでいます」
「ゆっくりされていますか」
「いつも通りです」
「いつも通りといいますと」
「ゆっくりしています」
「あの、畑中さんのゆっくりは」
 どういったものかとだ、僕はその畑中さんに話した。 
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