仮面ライダー エターナルインフィニティ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三百六十六話 探偵とマフィアその五
「そしてね」
「その彼等をですか」
「スサノオが化けものと言った人達にけしかけたことがあるんだ」
「あんな連中をけしかけたら」
どうなるか、中島もすぐにわかった。それでカレーを食べる手を止めて思わず驚愕の顔になってしまった。
「しかも高い知性ですね」
「人間並のね」
「大変なことになります」
「実際に恐ろしいことになったよ」
かつてマナが存在していた世界のことを話すのだった。
「沢山の犠牲者が出たよ」
「それで五代さん達はそのグロンギ達と戦われたんですね」
「ライダーは別の人達が行っていたけれどね」
それでもというのだ。
「そうなったよ」
「そうですか」
「とにかくね」
五代はまた話した。
「その時はね」
「大変なことになったんですね」
「そうなんだ」
実際にというのだ。
「そうした戦いだったと聞いてるよ」
「スサノオはそんなこともするんですか」
「気が向けばね」
「本当に恐ろしい神ですね」
「そしてその神とね」
「僕達はですね」
「これから本格的に戦うことになるんだ」
まさにだ、そうなるというのだ。
「俺達が君達の世界の横浜に行って」
「一緒に戦ってくれるんですね」
「それは最初から行ってなかったかな」
「ですが縁もゆかりもないのに」
「いや、スサノオと戦うから」
それならとだ、五代は中島に微笑んで答えた。
「それならね」
「その縁もゆかりもですか」
「同じ人間だしね」
このこともあってというのだ。
「一緒に戦う理由はあるよ」
「そうですか」
「うん、だからね」
「これからですか」
「一緒に行こうか」
「カレーを食べてからな」
一条も中島に笑顔で告げた。
「そうするか」
「一条さんもですか」
「俺はライダーに変身出来ないが」
それでもというのだ。
「戦える、だからな」
「それで、ですか」
「俺も行く、一緒に戦おう」
「そしてグロンギ、スサノオにですか」
「勝つ」
必ずと言う言葉だった。
「いいな」
「それじゃあ」
「カレーは好きなだけ食べていい」
こちらはとだ、一条は中島にこうも告げた。
「何の心配もいらない」
「そうしていいですか」
「勿論だ、君のお金がある限りな」
「実は就職してから」
その武装探偵社にというのだ。
「お金も出来ました」
「それはいいことだな」
「幸いに」
家も何もなかった、中島はその時のことを思い出しつつ話していた。孤児院にいたその時のこともだった。
「そうなりました」
「それならな」
「余計にですか」
「そうだ、好きなだけだ」
カレーライス、それをというのだ。
ページ上へ戻る