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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十六話 探偵とマフィアその一

                第三百六十六話  探偵とマフィア
 五代雄介はこの時は一条と共にポレポレにいた、そこでカウンターでカツカレーを食べつつ隣にいる一条に言った。
「また、ですね」
「ああ、戦う時が来るな」
「魔王を巡っての戦いをやっているみたいですが」
「俺達のところにも来るかもな」
「そうかも知れないですね」
「どの世界の俺達のところに来るか」
 一条はビーフカレーを食べつつ言った。
「ここにいる俺達のところに来るか」
「クウガでもですね」
「俺達じゃない場合もあるしな」
「ユウスケ君とか」
「そうしたこともあるからな」
「そこは一概に言えないですね」
「俺達の世界は全てが一つにつながっている」
 クウガからはじまってというのだ。
「少なくともビルドまでな」
「それで今の魔王の話も」
「おそらくだがな」
「この世界にありますね」
「そして戦っている筈だ」
「ちょっと時計屋さん知ってますけれど」
 五代は一条にこの店の話もした。
「多分ですけれど」
「その店がか」
「ライダーと関係ありますね」
「そうか」
「はい、機会があれば」
「その店に行ってか」
「俺に出来ることがあればとです」
 その様にというのだ。
「申し出てみます」
「そうするか」
「はい、一度」
 こう一条に言うのだった、そうした話をしながらだった。
 二人でカレーライスを食べていた、そして二人が食べ終わった時に店に新しい客が来た。その客はというと。
 白い髪の小柄な少年だった、着ている服は白いブラウスに黒いズボンそれに吊りバンドというお洒落なものだ。
 その少年が店に来てこう言った。
「ここに仮面ライダーの人がいると聞きましたが」
「あれっ、君はひょっとして」
 五代は少年の言葉を聞いて彼に応えた。
「別の世界から来たのかな」
「あっ、そのことは」
「わかるよ」
 すぐにとだ、五代は彼にまた応えた。
「俺がその仮面ライダーだからね」
「そうですか、もう会えたんですね」
「うん、それで君は誰かな」
「中島敦です」
 少年はすぐに名乗った。
「武装探偵社の一員です」
「探偵さんだね」
「はい、それでなんですが」
「長い話になるな」
 一条は中島の言葉にこのことを察して述べた。
「そうだな」
「僕達の世界のことをお話したいので」
「わかった。俺達も長い話がある」
 一条は中島に真剣な顔で応えた。
「お互いだな、ではカレーを食うか」
「あっ、カレーですか」
「そうだ、好きか」
「はい、お茶漬けが一番好きですが」
 それでもた、中島は一条にすぐに応えた。
「カレーも好きです」
「そうか、では好きなカレーを注文してだ」
 そうしてとだ、一条は応えた。
「そうしてだ」
「食べていいですか」
「君が好きなカレーをな」
「わかりました、幸い今はお金もありますし」
「あっ、お金は大丈夫かな」
 五代は金の話が出てここでこのことに気付いた。 
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