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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第三百六十二話 魔界の花火その十三

「凄いね」
「俺達は金ないよな」
「騎士団の中ではね」
 アスタとノエルはこう話した。
「評価もダントツで悪いままで」
「色々戦ったのにな」
「けれどそれでもね」
「極端に貧乏でもないわね」
「しかし花火を平気で打ち上げる金はねえからな」
 ヤミはこのことは断った。
「それも一切な」
「というかある方が凄いやろ」
 雄大にしてもそうだった。
「わいの家やと絶対に無理や」
「ちなみに私は出来るぞ」
 凛奈は笑って言ってきた。
「普通にな」
「私もです」
 カナタも微笑んで出て来た。
「花火位でしたら」
「ではここは楽しみましょう」
 マジカロイド44は割り切って述べた。
「花火を見て」
「そういえば貴女の暮らしは」
「お昼はコンビニ、夜は高校です」
 マジカロイド44は黒子に今の自分の暮らしを話した。
「家に戻って、ですから」
「お金はありますのね」
「困っていません」
「それはいいことですわね」
「働きながらの通学は大変ですが」
 それでもと言うのだった。
「受験勉強よりはましかと」
「そうですの?」
「私にとっては」
「そうでしたらいいですけれど」
「中学を出てふらふらしつつ考えてみまして」
 それでというのだ。
「高校を出た方が後々いいと気付きまして」
「夜間高校に入りましたのね」
「はい、働きながら」
 そうしてというのだ。
「通学しています」
「まあそこはね」
「中々ワイルドな人生ね」
 キリコもその話を聞いて述べた。
「けれどそれで貴女がいいならね」
「構いませんか」
「少なくとも悪い生き方でもないし」 
 このこともあってというのだ。
「それはそれでね」
「ではこのまま暮らしていきます」
「そうしてね」
「生きているという実感もありますし」
「魔法少女をやっていること以外にも」
「ですから」
 キリコにあらためて話した。
「これからも頑張っていきます」
「そういうことでね」
「そういえば」
「さて、花火を観ながら」
 アリスは楽しそうに話した。
「ワインを楽しみ続けるのも乙なものね」
「さっきからずっと飲んでるけれど」 
 節子もここぞとばかりに飲んでいる。
「悪酔いしない感じね」
「これ随分いいワインなんだな」
 こう言ったのは金属バットだった。
「だから悪酔いもしないか」
「ではこれはという人に徹底的に飲ませて」
 クローディアは笑顔で述べた。
「そこから何かはしにくいですね」
「待て、それは本気か」
「冗談です」
 翼にくすりと返して終わらせた。 
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