仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三百五十二話 ライダーとヒーローその十六
「本気だったな」
「本気でダメージを与えるつもりでした」
その通りだとだ、梅雨も答えた。
「今のは」
「そして二人もだな」
「一撃で倒すつもりでした」
「そのつもりで攻撃を仕掛けました」
出久と天哉も答えた。
「そう思って仕掛けましたが」
「無理でした」
「本気で攻撃を仕掛けて来て連携もよかった」
だからだというのだ。
「俺もだ」
「反撃は出来なかった」
「そうなのですね」
「言った通りだ、三人がそれぞれの個性を把握して連携して攻撃するとな」
オールマイトが言った通りにだ。
「この通りにだ」
「戦力になるんですね」
「これまでより遥かに」
「そういうことだ、だからだ」
それ故にというのだ。
「これからもそうして訓練をするべきだ」
「そうしていけばですね」
出久が目の光を強くさせて言った。
「僕達は強くなって」
「グロンギ達にも勝ててな」
「そしてスサノオにもでるね」
「勝てる様になる、だからだ」
それ故にというのだ。
「このままだ」
「連携して訓練して」
「連携を強めていくことですね」
「そうすれば余計に強くなる」
こう出久と天哉に話した。
「そしてやがてはグロンギにも勝てる」
「そうですね」
「それでは」
「訓練の再開だ」
「さて、今度はどうやっていくか」
梅雨が言ってきた。
「考えていきましょう」
「そうだね、同じ手は通じないし」
「ここはまた考えなおしていこう」
出久と天哉は梅雨の言葉にも頷いた。
「考えてこそだ」
「僕達はやっていけるしね」
「さっきは私達の特性を考えてだったけれど」
梅雨はこのことから話した。
「今度はチェイサーさんのことを考えてみましょう」
「グロンギのことを考えることと一緒だね」
出久は梅雨のその言葉に応えた。
「つまりは」
「その通りよ」
まさにという返事だった。
「ここはね」
「やっぱりそうだね」
「それじゃあね」
さらに言う梅雨だった。
「あらためてね」
「チェイサーさんのことも考えようか」
「それがいいな」
出久も天哉も梅雨の言葉に頷きそうしてだった。
今度は相手であるチェイサーの戦闘スタイルや武器について考えそのうえで攻めることにした。出久達はライダー達との訓練から多くのものを得ようとしていた。
第三百五十二話 完
2018・11・16
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