八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百十九話 午後の競技その五
「運動会で」
「おい、マスゲームってな」
「やばいだろ」
「北朝鮮思い出すからな」
「あれはまずいだろ」
マスゲームと言えば北朝鮮だ、あの国の独裁者の一族の為に相当な数の人達が相当な時間をかけて練習をしている。
「そんなのもやってたのか」
「運動会でやってたんだな」
「洒落になってないな」
「やらなくなってよかったな」
「どうも北朝鮮の評判は悪くなってね」
あの国の実態が広く知られる様になってだ。
「それでマスゲームもね」
「やらなくなったか」
「北朝鮮をどうしても連想するから」
「それでか」
「日本でもしなくなったんだな」
「そうみたいだよ、実際にね」
北朝鮮といえばだ。
「連想するからね」
「というか何でマスゲームやってたんだよ」
「そもそもな」
「北朝鮮みたいなことしてたんだよ」
「そんなことやってたんだ」
「学校の先生で北朝鮮好きな人が多かったからみたいだよ」
日教組がそもそも北朝鮮べったりの組織だ、あの国の嘘八百をそのまま鵜呑みにして垂れ流してもいた。
「だからみたいだよ」
「それでか」
「あの国みたいにやってたか」
「マスゲームもしてたか」
「そうだったんだな」
「そうみたいだよ、それでね」
僕は皆にさらに話した。
「生徒にやらせてたんだ」
「北朝鮮みたいにかよ」
「やばい先生多かったんだな、昔は」
「そういえば公立って今も自衛隊とか皇室嫌いな先生多いしな」
「組合や市民団体の人みたいにな」
「その人達と一緒だからね」
日本の学校の先生達は残念ながらそうだ。
「今も」
「じゃあ隙があったらか」
「またマスゲーム復活するか」
「運動会で」
「何かビシッと決めろとか言ってたそうだから」
そのマスゲームをだ。
「かなり怖いね」
「怖過ぎるだろ」
「日本が北朝鮮みたいになるとかな」
「洒落になってないぜ」
「ああした人達って不思議なんだよね」
僕は首を傾げさせながら皆に話した。
「日本の皇室は嫌いで天皇制反対とか言って」
「皇室って言わないよな」
「天皇制とか言うよな」
「あれ確かソ連から出た言葉なんだよな」
「コミンテルンだろ」
「そうだよ、あそこから出てね」
スターリンが主導する、と言うとどれだけ危険か察しがつくのは僕達が歴史を知っているからだろう。
「そこから出た言葉で」
「いつも日本の為に働いておられる陛下をそんな風に呼ぶかよ」
「皇室の方々も」
「それ自体がおかしいよな」
「そもそもな」
「まあ共和主義者ならわかるけれど」
この国家システムを支持する人ならだ。
「何故かこうした人達って北朝鮮は好きだから」
「あそこ世襲制だけれどな」
「共和国とか言いながらな」
「しかも共産主義でな」
「滅茶苦茶だけれどな」
「その世襲制の共産主義の独裁国家は好きだから」
そしてその奇怪なシステムも支持しているのだ。
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