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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百十七話 二つの応援その十

「忍者になりたいって思うな」
「地齋は無理でも」
「忍者になってああした術を使いたい」
「そうな」
「そうみたいだね、しかし忍者漫画といっても」
 これがだ。
「色々だよね」
「本当にな」
「色々種類があってな」
「面白いよな」
「夢中にもなるし」
「現実の任者を知っても」
 決して超人でない、陰に生きる言うならばスパイだ。
「それでも人気があるね」
「恰好いいからな」
「現実にしても」
「だから僕達も好きなんだよ」
「ファンタジーの要素を抜いても」
「そうみたいだね、じゃあね」
 僕は皆にあらためて話した。
「チアガールも終わったし」
「ああ、競技の再開だな」
「それだな」
「頑張っていこうな」
「それじゃあね」
 こうしてだ、僕達は競技に戻った。競技は順調に進んでいって僕達のクラスの順位はどうかというと。
「二年で三位か」
「こんなもんか?」
「やっぱりS組強いな」
「男子も女子もな」
「どっちもな」
「うん、特に女子の娘でね」
 僕はそのS組の中で抜群の成績を見せている娘について言及した。
「円地さんって人が凄いね」
「女子バレー部のな」
「背が高くてちょい悪な感じの娘だよな」
「あの娘確かに凄いな」
「かなり運動神経あるな」
「うん、あの娘を見ていたら」
 本当にだ。
「S組には勝てないって思うよ」
「そうだよな」
「あの娘思いきりもいい感じだしな」
「性格的にも競技に強いか」
「運動神経だけじゃなくて」
「そうみたいだね、何かね」
 僕が見る円地さんはだ。
「傾奇者って感じもするし」
「そうそう、何かな」
「あの娘外見が派手でな」
「傾奇者って感じするよな」
「どういう訳かな」
「不良かっていうと違うけれど」
 それでもだ。
「傾奇者っていうとね」
「そうなるよな」
「傾奇者だな」
「女の子だけれどな」
「そうだね、まあ歌舞伎ってね」
 傾奇者がその源流の一つにあるのは名前を聞いても明らかだ、こうしたことも中々面白いと考えている。
「元々女の人がはじめたしね」
「出雲の阿国な」
「教科書にも出てるな」
「あの人がはじめたからな」
「女の子で傾奇者もね」
 これもだ。
「実は、なんだよね」
「そうだよな」
「案外いいんだよな」
「そういうのもな」
「女の子でも」
「そうだよね、何かね」
 その円地さんはだ。 
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