八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百十七話 二つの応援その九
「超能力出て聖剣も出てだからな」
「忍者超えてたな」
「コスモとか華悪崇とか出て」
「さっき出た超長ラン着てる忍者だったりして」
「しかも白の着てる連中いたな」
「うん、もうあれはね」
冷静に考えるとだ。
「新境地だからね」
「忍者もののな」
「そうだよな」
「うん、まさにね」
僕もこう思う。
「忍者イコール装束から離れてね」
「手裏剣出ないしな」
「忍者刀でなくて木刀で」
「妖術じゃなくて必殺技みたいな忍術で」
「あの漫画家さん独特の」
「あの人の作風はね」
聖闘士の漫画を描いているこの人のそれはだ。
「必殺技をどんどん出すからね」
「どの作品でもな」
「それがいいんだよな」
「迫力もあって」
「面白いんだよな」
「そうそう、それで忍者ものを描いたら」
そうしたらだ。
「ああなったんだよね」
「学生服着て戦う忍者な」
「木刀持って戦う」
「またその木刀が凄いよな」
「聖剣になったりして」
「そうそう、あの聖剣がね」
物語の中盤から忍者と忍者の戦いから聖剣を巡る戦いになる。
「また凄いんだよね」
「十本の聖剣を巡ってな」
「仲間を探したりして」
「月で戦うんだよな」
「あの時が最高に面白かったね」
この作品においてだ。
「皇帝とか出てね」
「やっぱり聖剣持っててな」
「白ラン着ていて」
「あの皇帝との戦いの時に木刀が脱皮してな」
「正体を表すんだよね」
「皆よく知ってるね」
海外久美の子達のコメントにだ、僕は少し驚いた。
「あの漫画のこと」
「有名だろ、忍者」
「図書館に忍者漫画揃ってるしな」
「そこで読んだからな」
「皆知ってるんだ」
「そうなんだね、確かに」
言われてみればだ、僕も心当たりがあった。
高等部普通科の図書館にあった、その図書館には漫画コーナーがあってそこに忍者漫画も揃っているのだ。
「猿飛佐助、カムイ伝、伊賀の影丸、それでそのね」
「その風魔の小次郎な」
「あとハットリ君もあるしな」
「ナルトもあるし」
「色々充実してるな」
「うん、ナルトもね」
この漫画もだ。
「面白いよね」
「迫力あるんだよ」
「どのキャラクターも魅力あるしな」
「躍動感もあって」
「ワンピースもいいけれどな」
同じ雑誌で連載されていた人気漫画だ。
「あの漫画も面白くてな」
「ついつい読んでしまうな」
「本当に」
「そうだよな、あの漫画をよんでると」
それこそだというのだ。
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