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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百十六話 運動会のはじまりその八

「勉強したら集中出来てはかどるんだって」
「成程な」
「あの先輩そうしたタイプか」
「だから毎日走っててか」
「今も速いんだな」
「そうなんだな」
「そうかもね、人によってね」
 本当に人それぞれでだ。
「身体を動かすとね」
「勉強がはかどるか」
「じゃあ俺達もか?」
「その方が勉強出来るか?」
「そうかもね、それに実際にね」
 僕も思い当たるふしがあって言った。
「身体動かしたら気持ちがすっきりするよね」
「ああ、ストレス解消されるよな」
「汗もかいて気分一新されてな」
「動けば動くだけな」
「ストレスなくなるよな」
「気分転換にもなるな」
「そうだよね、それに体力もつくし
 勉強にも体力が必要だ、結局人間何かをするにあたってはまず体力がないとどうしようもないということだ。
「だからね」
「運動はいいんだな」
「身体を動かすことは」
「ストレス解消にもなって」
「勉強にも生きるか」
「そうみたいだね」
 あくまでタイプによるけれどだ、人の。
「華佗もそんなこと言ってたし」
「華佗って三国志の名医だよな」
「あの関羽の怪我治した」
「最後曹操に殺されたよな」
「曹操怒らせてな」
「うん、あの人も言ってたよ」
 三国志のお医者さんといえばこの人という人もだ。
「人間の身体って動かした方がいいってね」
「華佗も言ってたのか」
「何か今のお医者さんみたいなこと言うな」
「身体は動かした方がいいとか」
「そのままだな」
「何か独特な体操していて」
 今で言う懸垂みたいなことをしてだ、僕は懸垂は六回が精々だ。
「それで百二十歳でも元気だったそうだよ」
「百二十歳は嘘だろ」
「そこまで生きているって当時あるか?」
「仙人だろ、そこまでいくと」
「しかもそれで元気だってな」
「そんなお話もあるんだ」
 本当かどうかわからないけれどだ。
「まあとにかく健康の為にはね」
「身体も動かすことか」
「儀武先輩程じゃなくても」
「それでもか」
「うん、身体を動かして」
 それでだ。
「ストレス解消、健康の為にね」
「スポーツはいいってことか」
「そういえばよく歩く爺さん婆さんって健康だしな」
「じゃあ俺達も部活してるしな」
 今いる面々は全員運動部だ、一人ワンゲル部の子もいるけれどこの部活もよく歩く部活だから運動部と言っていい。
「それじゃあな」
「運動続ければいいな」
「このままな」
「そうだよね」
 僕もその通りだと頷いた。
「何といっても」
「そうだよな」
「長生きしたいしな。やっぱり」
「その為にも運動だよな」
「身体動かさないと」
「お散歩や自転車も」
 そうしたこともだ、僕は皆に話した。 
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