八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百十四話 運動会が近付きその一
第二百十四話 運動会が近付き
運動会前日となった、するとクラスでもだ。
自然とその話題ばかりになっていた、皆それぞれが出る競技について話していた。それで僕もだった。
クラスメイト達からこう言われた。
「頑張ってな」
「出る競技には」
「そうしてね」
「うん、ただうちの運動会ってね」
僕はこの運動会について話した。
「お祭りの部分多いよね」
「そうそう、八条学園の運動会は」
「競うっていうよりもね」
「お祭りだよね」
「どっちかっていうと」
「そうだよね、怪我をしないことが前提で」
このことが一番言われる。
「それでね」
「得点とかは二の次で」
「大事なのは楽しむこと」
「運動会っていう大会を」
「それが大事なのよね」
「それでね」
僕はさらに話した。
「勝ち負けはあまり意識されないよね」
「クラス対抗だしね」
「勝っても負けても何も出ないし」
「皆まずは楽しめ」
「スポーツマンシップを守って」
「怪我をしなくてね」
本当に最初にこのことが来る。
「それでね」
「その次にね」
「スポーツマンシップを守る」
「それで運動会を楽しむ」
「その後で得点よね」
「四番目だね」
運動会の大事なことの順番としてはだ。
「それ位だね」
「そうなんだよね」
「勝ち負けが確かにあるけれど」
「それでもね」
「大事ではないね」
「日本の運動会って」
聞く他の学校のそれはだ。
「勝負にこだわるっていうけれど」
「得点にね」
「それで優勝しようって思う」
「そんな風だって聞くけれど」
「うちの学園も競うけれど」
「楽しむ割合が多いわね」
「そうなんだよね」
これがだ。
「本当にそこが違うね」
「そうだね」
「じゃあ皆で楽しめばいいわね」
「怪我をしないで」
「そのうえで」
「そうしていこうね、とにかく怪我をしたら」
これだけはだ。
「駄目だよね」
「スポーツには怪我は付きものでも」
「それでもね」
「怪我には気をつける」
「最初からね」
「そうしないとね」
「そうそう、怪我は気をつけてね」
意識してだ。
「事前に準備体操をしてほぐしたら」
「それでかなり怪我が減るから」
「まずは油断しない」
「そして準備体操はしっかり」
「そうしないとね」
「そうそう、準備体操は」
このことはだ。
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