八条学園騒動記
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第五百三話 慣れることその九
「それならね」
「いいんだ」
「恰好いいしそれにね」
「露出も少ないから」
「それが決定打ね」
「それでいいんだね」
「というか女の子の服イコール露出が多いのは」
このことはというと。
「間違いでしょ」
「それを言うんだ」
「言うわよ」
ジュリアは強い口調で言った。
「それはね」
「女の子としては」
「そうよ、言わずにはね」
それこそというのだ。
「いられないわよ」
「露出が多いと恥ずかしいし寒いし」
「それなら男装がね」
「いいんだね」
「そっちの方がね。というか男の娘の格好って」
その恰好についてもだ、ジュリアは話した。
「あれよね」
「あれっていうと」
「だからアニメキャラとかでも露出少ないの多いわね」
「完全に性転換しないと体型がね」
「目立つから」
「そう、だからね」
そのせいでとだ、ジョルジュはジュリアに話した。
「そこはね」
「可愛くてもなのね」
「露出自体は少なめなんだよ」
そうした服になっているというのだ。
「やっぱりね」
「そこは無理があるんだ」
「お金かけないとね」
「お金かけたら体型矯正の服もあるし」
「水着や下着も」
そうした体型がかなり出る服でもというのだ。
「あるからね」
「それでなのね」
「そう、それでね」
「お金をかけたら着られるけれど」
「それでもお金がないと」
やはりこのことは大きい、お金があるかないかはこの世のあらゆることに関わり決断と決定を強いるのだ。
「やっぱりね」
「体型を意識して」
「そうした服になるよ」
コスプレをしてもというのだ。
「出来る限り体型が出ない様にね」
「女の子みたいに見える様に」
「そう、むしろね」
「本物の女の子より可愛くなることを目指すのね」
「そうした子もいると思うし」
「実際にスーパー美少女の外見の娘もいるし」
「そうした娘はやっぱりお金かけてるね」
ジョルジュは経験者として話した。
「そう思うよ」
「成程ね」
「けれど初心者とかお金のない子は」
「露出を控えて」
「体型は出来る限り出ない様にしているんだ」
そうした風にしているというのだ。
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