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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百九話 運動会前その四

「だからだよ」
「それでもうなくなったか」
「もうアニメでもね」
 架空の世界でもだ。
「少数だよ」
「そうなったんだな」
「本当にブルマはリアルでなくなって」
 風俗店ではあるらしいけれどだ、コスプレとして。
「アニメとか創作でもね」
「少ないか」
「もうそれこそね」
 まさにだ。
「少数派になったよ」
「日本も変わったんだな」
「そうだね、アニメでブルマを観ることすら」
 アニメ研究会でそういうことが好きな子が嘆いていた言葉だ。
「少なくなったって言われているよ」
「半ズボンかスパッツか」
「どっちかならあるよ」
「そうか」
「劉君はどっち派かな」
「正直変わらないだろ」
 スパッツと半ズボンではとだ、劉君は僕に素っ気ない口調で答えた。
「どっちにしても」
「まあね、実際」
「うちの学園半ズボンの娘が多いけれどな」
「そういえばそうだね」
「もうどっちともな」
 実際のところだ。
「変わらないだろ、とはいえ変に女の子の露出が多くても」
 ブルマは下着だ、あんなデザイン本当によく考えたものだ。
「困るしな」
「それでなんだ」
「ああ、半ズボンとかジャージでな」
「劉君はいいんだね」
「別にいいさ、どっちでもな」
 それこそという返事だった。
「俺としては」
「そうなんだね」
「目の前を水着やレオタードで走られたら」
 劉君にとってブルマはそういったものらしい、とはいってもあのデザインじゃそう思うのも当然のことだ。
「困るだろ」
「何かって思うね」
 実際にとだ、僕も答えた。
「実際」
「何で日本じゃあんなのあったんだ」
「何か東京オリンピックのね」
「あの時からか?」
「バレーボールのユニフォ―ムからかな」
「それが定着したんだな」
「そうみたいだけれど」
 それでも僕は思った。
「よくあんなデザインにしたよ」
「そりゃ性犯罪の心配も起こるな」
「というかさっき言ったけれど」
「日本の学校の先生やばい奴多いからか」
「泣き寝入りしている人多いんじゃないかな」
 先生からのセクハラそしてセクハラよりもっと酷いことに対してだ。
「本当に日本の学校の先生ってとんでもないからね」
「それだけやばい奴が多いか」
「残念だけれどね」
 これも日教組なんていう組織のせいだと思う、偏向しているだけじゃなくて悪事が隠されたりするのだ。この組織に入っていると構成員である教師の不祥事が隠蔽されることは間違いないことだと思う。
「やりたい放題って先生いるから」
「やりたい放題か」
「どんな暴力振るってもお咎めなしなんだよ」
 当然どんな教育をしてもだ。
「それじゃあね」
「とんでもない奴が残るか」
「悪事が隠蔽されてね」
「じゃあ本当にな」
「セクハラとかあったかも知れないから」
 つまり生徒のブルマ姿に欲情してだ。 
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