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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百五話 紅茶とコーヒーその十一

「紅茶だけじゃなくてね」
「コーヒーを飲む人もいるってことね」
「そうだよ、それで僕は今からね」
「紅茶飲むのね」
「うんと甘いミルクティーがいいね」
 今飲むのならだ。
「ミルクと角砂糖をたっぷり入れた」
「いいわね、じゃあ私もね」
「甘いコーヒーにするんだ」
「というか日本のコーヒーって甘さ控えめよね」
「それ言われるよ」
 他の国の子達からだ。
「特にフランスやイタリアの子達からね」
「そうよね」
「日本のコーヒーは甘くないって」
「ミルクもお砂糖も控えめでね」
「そう言われるよ、ブラックもね」
 この飲み方もだ。
「多いよ」
「久志もよく飲んでるよね」
「あれが一番歯にいいから」
「糖分がないから」
「うん、だからね」
「無糖のを飲むことが多いのね」
「そうしたらね」
 それでだ。
「目が覚めるしコーヒー本来の味もわかるし」
「糖分もなの」
「ないから歯にもいいし」
 それでだ。
「よく飲むんだ」
「そうなのね」
「甘いコーヒーも好きだけれど」
 お砂糖やミルクを入れたそれもだ。
「特にね」
「特に?」
「ウィンナーコーヒーが好きなんだ」 
 実は無糖のものよりも好きだったりする、生クリームを上にたっぷりと乗せたそのコーヒーだ。生クリームも好きだから余計にいい。
「実はね」
「そうなのね」
「あれいいよね」
「ドイツ風のコーヒーよね」
「ウィンナーだからね」
 日本語だとウィーンの、という意味だけにだ。
「だからね」
「そうだよね」
「うん、ただね」
「ただ?」
「歯のことを考えてね」
「あまり飲まないのね」
「虫歯になると面倒だから」
 親父が言うには歯も大事にしろというのだ、歯が丈夫だと美味しいものを美味しく食べられて健康にもいいからというのだ。
「いつも痛んで集中力も落ちるし不眠症にもね」
「なるから」
「そう言われているから」
「酷いとよね」
「そうなるっていうし、どうもね」
 これは子供の時に学校で先生に言われたことだ。
「寿命にもね」
「関係するのね」
「虫歯はね、だからね」
「虫歯にはなの」
「いつも気をつけているんだ」
 こうモンセラさんに話した。
「歯の方もね」
「だから毎日歯磨きをしているのね」
「そうなんだ、歯はね」
 それはだ。
「凄く大事だから」
「気をつけてるのね」
「だから甘いものもね」
 好きだけれどだ。
「食べてもね」
「毎日歯磨きしているの」
「寝る前と朝御飯の後は」
「そうしてるのね」
「虫歯があったら治療してもね」
 例えそうしてもだ。 
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