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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百三話 ミステリー研究会その十四

「いると思うしね」
「だったら」
「是非一度見たいわね」
「恐竜をね」
「海に船で出て」
「そうだね、僕は何と言ってもUFOを観たいけれど」
 それでもというのだ。
「そちらも観たいね」
「海は広いからね」
 僕も岩窪君に続いて言った。
「観たいね、これまでのお話だとカリブ海とかオーストラリアの海とかカナダとか北海に多いみたいだけれど」
「そうしたところに行くとね」
「運がよかったらだね」
「観られるよ、ただね」
「襲われないことだね」
「そう、そうした話もあるから」
 フロリダの方でもあったしだ、本当かどうかはじっくり考えてみると怪しいと言えると思うことは置いておいて。
「そこは気をつけて」
「そうしてだね」
「探すことだよ」
「そうだよね」
「最低でもスマホは持参してね」
「見付けたらすぐに撮影だね」
「本物だったら本物ってわかるから」
 フェイク、造りものの動画であるかそうでないかはだ。
「だからね」
「目撃したらだね」
「スマホで撮影だよ」
「そうしないと駄目だね」
「それが決定的な証拠にもなるしね」
「そうだね、スマホは絶対に持っておくよ」
 僕は岩窪君にこのことを約束した。
「絶対にね」
「これは未確認動物捜索の時以外もだけれどね」
「スマホは必需品になっているしね」
「普段からね」
 持っていようとだ、こう話してだった。
 僕達は四人で暫く未確認動物の話を続けた、そうしてチャイムが鳴ったところでそれぞれのクラスに戻った。未確認動物の話もするとかなり深いものになった。


第二百三話   完


                  2018・9・9 
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