八条学園騒動記
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第四百九十八話 朝風呂でその四
「ちょっとね」
「今はなのね」
「止めた方がいいかも」
「酔い過ぎてるから」
「それでね」
「今日は浴びないで」
「明日にする?」
こうプリシラに提案した。
「そうする?」
「貴女今日浴びた?シャワー」
「まだよ」
「じゃあせめてね」
「シャワーも浴びて」
「そうしてね」
そのうえでとだ、今度はプリシラがジュディに提案した。
「寝た方がいいでしょ」
「身体は奇麗に、なのね」
「そう。身体もね」
それもというのだ。
「奇麗にして」
「そのうえで」
「寝たらね」
それでというのだ。
「いいでしょ」
「そうね、私達女の子だし」
みだしなみと清潔さには気をつけないといけない、ジュディは少女故に強く持っている考えから述べた。
「だったらね」
「ええ、せめてね」
「シャワーを浴びて」
「寝ましょう、軽くでも」
「じゃあ二人で入りましょう」
ジュディはそれならとだ、プリシラにまた提案した。
「そうしてね」
「身体を奇麗にして」
「酔いは明日醒まして」
風呂でというのだ。
「そうしましょう」
「それじゃあね」
ジュディはプリシラのその提案に頷いた、そうしてだった。
二人は一緒に後片付けをかなり酔っている中でしてだった、そのうえで歯を磨いてから服を脱いでシャワーを浴びに浴室に入った。
二人でお湯を浴びる、するとだった。
ジュディはシャワーを浴びてからプリシラに言った。
「これから身体と髪の毛洗うけれど」
「そうしたら」
「それだけでね」
「結構お酒抜けてるわね」
「そうなってるわよね」
「そうね、それだけで」
まさにとだ、プリシラも同意して頷いた。
「結構抜けてるわ」
「身体も奇麗になるし」
「よかったわね」
「ええ、じゃあね」
「シャワーを浴びたら」
「寝ましょう」
「これでお酒少し抜けたと思うけれど」
プリシラはまた言った。
「けれどね」
「まだまだでしょうね」
「明日は絶対に二日酔いよ」
このことは避けられないというのだ。
「確実に」
「そうね、じゃあ」
「明日起きにくいからも」
「その時は」
どうするかとだ、プリシラは髪の毛を洗いつつジュディに話した。
「何とか二人でね」
「起きて」
「支え合ってここまで来て」
ジュディの部屋のお風呂場にというのだ。
「そのうえで」
「お風呂に入るのね」
「お風呂にさえ入れば」
そうすればというのだ。
「何とか復活出来るから」
「お酒を抜くことが出来て」
「だからね」
「二日酔いがあまりに酷いと」
「ここまで二人で来ましょう」
「支え合ってそのうえで」
「復活しましょう」
お風呂に入りととだ、こう話してだった。
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