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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第百九十七話 読破してその十

「かえってね」
「その方がなノ」
「いいあるか」
「うん、下手にいじくったり奇をてらうと」
「かえって悪イ」
「そうあるな」
「そうなるみたいだよ、ある漫画なんか」
 とある漫画サイトにある漫画だ。
「いじめをテーマにしてるけれどね」
「そうした漫画もあるネ、日本にハ」
「読んでいて嫌になる作品もあるあるな」
「ドラマでもあるけれド」
「ドラマだと観ていられない場合もあったりするある」
「うん、それで作者が主人公いじめるの楽しんでて」
 いじめ漫画であってはならないことだ、もうこのことは断言出来る。
「いじめる側のキャラのラブコメとか贔屓したりね」
「何そレ」
「おかしいあるな」
「ストーリーは進まなくてループで」
 もういじめる展開が延々続いている、四年以上経ってもまだ主人公がいじめられる展開を週刊連載でしている。
「どのキャラもおかしいし特定キャラへの贔屓とか余計な話が一杯入って」
「肝心のストーリーは進まなくテ」
「ずっと同じ展開あるか」
「何か作者が王道展開は駄目だって考えてるらしくて」
 そして読者が予想出来る様な展開はだ。
「奇をてらってね」
「いじめキャラを贔屓しテ」
「ラブコメ展開も入れてあるか」
「あと余計な話どんどん入れて」
 去年に年内に終わらせると言って今九月でまだ全然終わる気配がない、ストーリーは頭の中にもう出来ていると作者自身が言っていたけれど絶対にそうじゃない、嘘だったというのはこのことからわかる。
「全然進んでいないんだ、勿論いじめキャラ連中が作者のお気に入りで」
「報いも受けそうになイ」
「そんな漫画あるか」
「連載が四年以上続いているのに」
 それでもだ。
「全然進んでいないうえにそれなんだ」
「ストーリーの王道を進まずにやってモ」
「そうなるあるか」
「王道とかオーソドックスもいいと思うよ」
 その漫画を見て僕がわかったことだ。
「邪道を書いてもね」
「変になるだけデ」
「作品としてよくないあるな」
「三銃士も王道だけれど」
 まさに活劇もののだ。
「実際物凄く面白かったしね」
「だから邪道だとかえって駄目ネ」
「そうあるな」
「そう思うよ、その作品の作者はね」
 正直僕は不満しか持っていない、冗談抜きでどうかしているんじゃないかとさえ思っている位だ。あの某新聞記者が主人公の料理漫画と同じ位だ。
「まともな小説やアニメや漫画全く読んだり観たとは思えないから」
「漫画家なのニ」
「そうあるか」
「うん、常識もないし人間観もおかしいし」
「つまり何もかもが駄目ネ」
「そうした人あるか」
「そう思っているよ、その漫画はね」
 僕が思うところだ。
「創作者がやったらいけないことが全部ある」
「そうした作品なノ」
「ある意味凄い作品あるな」
「うん、面白くないんじゃなくて」
 もうそんなレベルじゃない、ただ単純につまらないというのなら僕もあの料理漫画レベルで否定はしない。
「創作したらいけない人が描いている漫画だよ」
「創作したらっテ」
「そこまで至っているあるか」
「だってね、どう見ても主人公嫌いで延々いじめたいし」
 それでストーリーは進まないわいじめがループで続くわだ、いじめという社会問題を訴えたいとかそうした気持ちがないのは見事にわかる。その時点で作者の筋金入りの性根の悪さまでわかってしまう。 
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