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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第百九十六話 八条学園の結界その七

「ラグクラフトについてはネ」
「それじゃあね」
「それで水木さんの漫画でモ」
「アメリカの妖怪出てるから」
「じゃあ読んでみるわネ」
「まああの人の創作も入っているかも知れないけれど」
 この辺りは創作者の特権だろう、それで定着すれば本当にその国の妖怪にもなったりするから凄い。
「九尾の狐も出たしね」
「妲己あるか」
「あっ、妲己も出たらしいけれど」
 何か主人公が成長したシリーズで出たらしい。
「それでもね」
「また別の九尾の狐あるか」
「その妲己だった玉藻前の弟が出て来るんだ」
 僕はこのことを話した。
「オリジナルでね」
「そうあるか」
「うん、かなり強かったよ」
 主人公達日本の妖怪ほぼ全てと戦う位にだ。
「物凄くね」
「まあそれは当然あるな」
「九尾の狐だけあってね」
「相当な妖力を持っていたあるな」
「お姉さんの仇を取りに来たんだ」
「そうだったあるか」
「色々妖怪もの描いている人で」
 あのゲゲゲのシリーズだけでなくだ。
「天才少年が主人公のシリーズとか」
「天才あるか」
「名前は悪魔で実際に悪魔を召喚するんだ」
 それもあのメフィストをだ。
「特撮にもなってるよ」
「特撮にもあるか」
「うん、これがまた凄くて」
 僕はどう凄いのかも話した。
「メフィストは兄弟で二人いて」
「へえ、二人だったあるか」
「二人共悪役スターだったんだ」
 このことでも有名な作品だ。
「凄いことに」
「スターだったあるか」
「二人共ね」
「お兄さんも弟さんもとは」
「お兄さんは時代劇とかにいつも出ていて」
 それで切られた時の死に顔が凄かった。
「弟さんは地獄大使だったんだ」
「仮面ライダーのあるか」
「あの人だったんだよ」
「それは凄いあるな」
「そうネ、地獄大使の人が出ていたなんテ」
 ジューンさんも唸って言ってきた。
「凄いネ」
「全くあるな」
「あの人悪役でも人情味あるのよネ」
「そうそう、あれである」
「物凄い悪いことをしている役でモ」
「人情味があって恰好よくもあるある」
「いい役者さんだったワ」
 もうお亡くなりになっている、残念なことに。
「死神博士だった人もよかったけれド」
「地獄大使もよかったある」
「その人達も出ていてね」
 僕は二人にさらに話した。
「今でも有名なんだ」
「そうなのネ」
「名作あるな」
「うん、だからあの人の作品は」
 僕は二人にさらに話した。
「アニメも特撮もあって」
「名作揃いなノ」
「そうあるか」
「そうなんだ、とにかく妖怪への知識が凄くて」
 何でも民俗学者にも負けない位らしい。
「それが作品に出ているんだ」
「ううン、じゃあ読んでも勉強になル」
「そうした作品あるか」
「うん、日本だけじゃなくて世界各国の妖怪に詳しいし」
 このことも凄いことだ。
「中南米とかの妖怪も紹介したりしていたんだ」
「中南米の妖怪ネ」
「そういえばあまり知らないあるな」
「まあうちは中南米の娘もいるけれど」
 八条学園全体で結構いる。 
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