八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第百九十三話 アフリカの話その一
第百九十三話 アフリカの話
僕は午後の授業の後で部活に出た、まずはジャージに着替えてそれから皆で準備体操をしてからランニングをして。
バスケ自体の練習に入った、僕はパスの練習の後で同じ二年生の子達に言われた。
「御前最近本読んでるよな」
「そうだよな」
「昨日辺りからだよ」
僕はこう彼等に答えた、今度は一人一人のシュートの練習だがその間のことだ。
「三銃士読んでるよ」
「フランスのあの話か」
「それ読んでるのか」
「そうなんだ、面白い作品読みたくてね」
それでと答えた。
「読んでるんだ」
「三銃士って面白いんだな」
友人の一人が僕に言ってきた。
「そうなんだな」
「活劇みたいな感じでね」
僕はその友人にもこう話した。
「歴史ものでもあってね」
「それでか」
「面白いよ」
こう皆に話した。
「時代劇みたいでもあって」
「そうなんだな」
「うん、別に堅苦しくはないから」
僕はこのことも話した。
「文章を変えたらライトノベルみたいな感じになるかな」
「ライトノベルか」
「異世界に転生はしないけれど」
最近のライトノベルはやたら異世界転生ものが多い、これを雨後の筍と言うのかどうかは知らないけれど本当に多い。
「それでもね」
「ラノベみたいなのか」
「歴史活劇だね」
三銃士を今の小説のジャンルで言うならだ。
「冒険や恋愛もある」
「歴史ものか?」
「アクションも戦争もあるね」
「そう言うと確かにラノベだな」
「ミステリーの要素もあるし」
この要素もある作品だ。
「鉄仮面も出るしね」
「鉄仮面って本当にいたんだよな」
別の友人が僕に言ってきた。
「そうだよな」
「うん、実在人物だよ」
僕もすぐに答えた。
「あの人もね」
「そうなんだな」
「そう、そして主人公もそうだし」
かのダルタニャンもだ。
「他の人達も多くがね」
「実在人物か」
「そうだよ」
こう友人に話した。
「王様も王妃様も。三銃士もそれぞれモデルの人がいたし」
「それでか」
「そう、あの作品登場人物の殆どが実在人物だよ」
「それで鉄仮面もか」
「本当にいたんだよね」
「それは凄いな」
「実際の鉄仮面はずっと牢獄に入れられていて」
それでだ。
「今も正体不明だけれどね」
「あの人王様の兄弟だろ?」
こう言ってきた友人もいた。
「そうなんだろ?」
「その説あるけれどね」
「実際はか」
「わかってないよ」
こう彼に答えた。
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