ポケットモンスター”ジェネシス”the next
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第3話
<ようこそ。君たちを待っていた。>
また初めてのポケモンが現れた。しかし今まで見てきたポケモンと圧倒的に違うところがあった
「言葉が分かる?」
「しゃ、しゃべってるーーーーーーーーーー!!」
<私は波動ポケモンのルカリオ。波動を通して人間の言葉を発することができる>
「といってもここまでしっかり話すことができるルカリオは珍しいけどね」
自動ドアを開け中に入る。中はかなり広い造りとなっている。
一同は物珍しそうにあたりを見回す。そして一つの部屋の扉を開けた。
その部屋は40人が中に入ってもまだまだ余裕があるぐらいの大ホールであった。正面には映像が見れるスクリーンがあり、テーブルと椅子が並んでいる。
<さて、私はマスターを呼んで来ようと思う。それまでここで待っていてほしい>
「あ、私が行く」
そして・・・・
「ししょうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」
大声で叫びながら行ってしまった。
円堂達は唖然としている
<・・・・・・やれやれ、私も行ってくるとしよう。>
_________________
ハルのいるところまで声が届いている
「師匠!!」
『エリそんなに声を上げなくても聞こえている』
<ネーーー>
足元ではエネコロロがじと目でエリを見ていた
<エリ、全く急いでいかなくてもいいだろうに>
「うーーーだって早く紹介したかったんだもん」
『はいはい、これ終わったらすぐ行くから。』
「早く来てね!!」
そういって速足でかけていった。
<全く、落ちつきがない>
『ハハッいいじゃないか若くて。俺はうらやましいけどな』
<マスターも十分若いじゃないか>
『さすがに10歳には負ける』
とりあえずエリがああまでいうメンバー
『会うのが楽しみだな』
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エリが出ていってから残されたメンバーでは師匠がどんな人物なのか様々な憶測がされていた
「エリが言ってた師匠ってどんな人物だと思いますか!?」
「お、音無。なんかやけに張り切ってないか?」
「だって気になるじゃないですか!?エリちゃんがあそこまで尊敬していてジュカインやピジョットを育てた人物のこと、ね?風丸さん」
「え!?ま、まぁ確かにな」
「エリは風丸に懐いてたもんな!」
「そんなエリがあそこまで言う師匠の存在か・・・・確かに気になるか」
「でしょ!?」
口々に言う無印メンバー
「えーピジョットを育てた人かぁ。どんな人なんだろ~」
「ものすごいオーラ持っている人なんじゃない?」
「・・・・・茜。なんかワクワクしてないか?」
「・・・・ポケモンコレクション」
「神童はいいのか?」
「神サマもとる。ポケモンも撮る」
「・・・・・相変わらずだな」
「はいはーい。ダンディーなおじさまだとおもうわー」
「リカ・・・・それってあんたの好みのタイプなんじゃ・・・」
「なんやて!?そういう塔子はどんな人やと思っとるんや!?」
「あたし!?でもベテランなんじゃないの。かなり威厳のある人とか?」
「なになに!?師匠気になる?」
ひょっこりとエリが戻ってきた。
「エリ!?師匠はどうしたんだ?」
「伝えてきたよ。で、師匠のことそんなに気になる?」
「そりゃあな!!お前があそこまで全幅の信頼を置いているんだからな」
「うーん。なんて説明したらいいのかなぁ。そうだ!!質問形式にしよう!!」
「つまり俺たちが師匠のことを質問してエリがそれに答えるわけだな」
「そういうこと!!」
誰から質問する??
「はいはーい!!その師匠はんっていくつや」
「んー?21だったかな。」
「「「「「「「若っ!!」」」」」」」
ひそひそ
思ったよりも若いな。ダンディなおじさまかとおもっとったのに。だからそれはリカの願望なんじゃ
「あ!師匠!!」
「えぇ!!」
気づけば一人の男性が部屋の片隅で騒いでいる様子を眺めていた。そばにはルカリオとまたもや見慣れないポケモンがいる。
「いや、いつになったら気づくかなぁって」
「もー早く声かけてくれたらよかったのに」
いじけたように頬をぷっくり膨らませてそういうエリ、しかし表情はすごく嬉しそうだ
「俺だって招かれた客がどんな奴か紹介される前に知りたかったんだよ。それにお前が帰ってきた後嬉しそうだけどちょっと悲しそうに話す仲間というのがどんな奴だったのか。」
「師匠・・・・・・」
「まだ知ったわけじゃないけど。これだけは言える。」
いい仲間に出会えたな。
師匠からの言葉を聞いてエリは次第に満面の笑みになった。実は風丸達に再開してからも不安だったのだ。師匠であるハルに受け入れてもらえるのかが。
しかしそんな不安は奇遇だったようだ
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