ポケットモンスター”ジェネシス”the next
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第1話 奇跡の再開
エリside
「みんなーご飯だよ!!」
<ゴロ!!>
<キル!!>
<ライライ>
<ブイー>
ここはマスターズギャラクシー号。ポケモンマスターの所有物である移動式別荘である。
そしてこの少女はエリ、ある出来事がきっかけでポケモンマスターに弟子入りした。弟子入りしてまだわずか10日ながら本人はたくさんのことを経験した。そして元の世界に戻りより一層ポケモンのことを知るために勉強中である。本来旅をしながら学ぶはずだったがハルが世界中の知り合いから大量のポケモンの卵を預かってしまったため孵化するまでこのマスターズギャラクシー号(MG号)に滞在中である。
ピカーン
「な、なに!?」
ドカーン
一度まぶしい光があたりに散った後ものすごい音を立てて何かが落下したようだ。少し煙が見える。
「あっちの方ね!!行ってみましょう。」
ミズゴロウ、キルリア、ラクライをボールに戻しイーブイとともに煙の場所に向かう
「・・・・・・え」
その場で見た光景に息が詰まってしまった。もう二度と会えない、そう思っていた人たちがそこにいたんだから。
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一方別のところにいたハルにも光や音には気づいていた。しかし、エリと違うことには光の直前にポケモンの声が聞こえたことだ
『(セレビィ・・・・・・そういうことか)』
ハルにはこの人たちをよろしくという声が聞こえた。
<マスター、我々も様子を見に行った方がいいかと>
『いや、心配ない。あれは来るべくしてきたお客だ』
<そうか・・・・>
ずっど音の方を見ていたルカリオだったがハルの断言に作業をに戻る
<しかし、あそこに落ちたのは大丈夫なのか?>
確かあの辺りには・・・・・・
<ジュカインとかかなり警戒するのではないか>
戦闘狂の顔を思いだし苦笑いだ
『ま、まぁジュカインはなぁ。他のポケモンも戦闘好きがそろっているから。そこは懸念だけど』
あの辺にはヨルノズクもいるから
<あぁー>
ヨルノズクはハルポケ随一の頭脳を持つ参謀役である。事情を知らなくても何かしら感じ他のポケモンを説得してくれるだろう
『さて、これでよし』
ハルはある文書を書き終えた
<もうよいのか?>
『あぁ、ほんとはあの子や母さんたちを巻き込みたくなくて死んだことにした。だけどもうそうは言ってられなくなってきたからな。それに大会の中継を見たけどずいぶん強くなったし仲間もいる。だから』
<わかった>
文書を郵便で出した明日には目的地に配達されるだろう。
『ところで、ピカチュウは?』
ハルポケの面々はそれぞれ自分とタイプが同じ卵から孵化されたばかりのポケモンのお世話に行っている。そんな中ピカチュウの姿はなかった。
<あそこだ>
ルカリオの目線の先に目を向けると
<ピーカ>
『・・・・・・・・』
日向ぼっこ中のピカチュウがいた。何とものんきな絶対エースである。
『・・・・・・ピカチュウ。仕事だ』
何とかピカチュウを起こしある仕事を頼みかけていくピカチュウを目の端に見やりながら
『・・・・・・・・はぁ、平和だな』
ハルのつぶやきが風で流される中
「「「「「「「「 うわぁあぁぁぁぁぁぁ」」」」」」」」」
ドスン
「いたたたた」
「おま、早くどけよ」
「じゃまだ」「てか、ここは?」「災難だったよ」「春奈、大丈夫か」「お兄ちゃんこそ」
「てか、みんな」
「早くどいてくれ」
光に飲み込まれたと思ったら気づけば空の上だった。こんな急な展開についていけるものは天才司令塔だろうと誰一人おらず全員真っ逆さまに落下した。普通なら重傷になるところだがポケモンクオリティということで。
「で、ここはどこなんだ」
「さっきまで僕たち白い空間にいたよね」
白い空間とは似ても似つかない自然豊かだ。
「ね、あれ」
空には
<スバッ>
「燕だよね」
「燕だね」
「燕・・・・なんだけど」
「スバッなんて鳴くか?」
狩屋の一言に首をかしげる新生雷門のメンバー。
「お、あれは!!」
「カモメ・・・・・かなぁ」
鋼波の指さす方向にはまた別の鳥。しかしヒロトが自信なさげに言う
それもそのはず見た目はカモメ・・・・・・なんだが白に水色のラインが入っている。
「なんか見覚えあるような」
「デジャヴなような気が・・・・」
「え!?円堂監督や風丸さん知ってるんですか!?」
「天馬!!監督はやめてくれ!!」
「はい、すみません!!」
いまだに監督呼びが抜けきらない天馬を円藤は必死に止める。今は同世代なのにそれはおかしい。
「というかイナズマジャパンのことは知ってたのにこれは知らなかったのか」
「結構新聞に載って取り上げられたのに」
神童と霧野はあきれたように言う
「え、どういうことですか!?」
「西園もか・・・・・」
?を浮かべる二人に周りは苦笑いだ
「イナズマジャパンが世界1になった時かなり騒がれてたよ?ジャパンには勝利を呼び込むマスコットとプリンセスがいるって。生き物なんだけど見たことない生き物だって当時かなり騒がれてた。見たことないって結構怖いことだと思うけど。見た目かわいかったから結構人気高かった」
「うん・・・・・私も知ってる。かわいかった」
狩屋と山菜が次々に言う。
「「へぇー」」
「そんな見たことない生き物を手なずけているあの美少女は誰なのかって話題になってたな」
「さすがエリだぜ!!」
「エリっていうんだ」
まだ見ぬエリの存在を知るとともにこの場所の検討がつく
「てことはこの場所って・・・・・・」
「い、いち兄・・・・・?」
「え・・・・・・?」
風丸は1人にしか呼ばれたことがない名前で呼ばれて振り向く瞬間
ギュッ
「な、えり!?」
「嘘だろ!?」
「「「「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」」
全員驚く
エリは風丸に抱き着いたまま離れない。
周りの目を気に目をさまよわせる。新生雷門組はポカーンとし、イナズマジャパンは微笑ましい表情で見守られている。
「エリ、1度離れ・・・・・な!?」
「グスッズズ」
離れないと思ったら泣いていた。これを見て見守っていた奴らもぎょっとする
「ど、どうしたんだ。風丸に何かされたか!?」
「・・・・・おい」
「違うの・・・・・・・・・もう会えないと思ってたから嬉しくて・・・・」
もう二度と交わらないと思っていた。10日間心にぽっかりと穴が開いたよな感じを持ちながら過ごしてきた。
エリの胸のうちを聞き風丸はしょうがないなと思いながらもう少しそのままでいさせてあげようと思った。
<ブイー!!>
エリはハッとする
「ご、ごめんイーブイ。苦しかったでしょ」
<イーブ>
声の正体は茶色い子犬(?)みたいな生き物だった。
「「かわいいー」」
「キュートじゃないか!!」
愛くるしい姿に一同、特に女性陣はメロメロだ。
「しんかポケモンのイーブイだよ。こどもにも人気のポケモンだよ。珍しいんだ」
「ポケモンって?」
キョトンとして天馬が聞く
「あれ?初めましての人も結構いる!?」
「「「「「「「 今更!? 」」」」」」」」
天然発言するエリだった
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