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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第百五十三話 最後のお素麺その七

「水分はかなり摂っています」
「夏は特にですね」
「そしてビールは」
 こちらというと。
「今はプリン体ゼロのビールもありますが」
「ビールはあまり飲まれないですよね」
「気をつけていますので」
 他でもない痛風にだ。
「そうしています」
「最初からですか」
「ですから今もです」
「痛風にはですね」
「なっていません」
「それは何よりですね」
「若し痛風になりますと」
 畑中さんがそうなるとだ。
「とても。剣道などは」
「あれは足の親指の付け根ですからね」
「そこが痛くなりますと」
 何でも万力で締め付けられている様に痛くなるという、学校で今のがきデカを読んでいた友達があの主人公が痛風になって痛がっているのを見て昔からがきデカを読んでいた彼のお父さんが驚いていたと話していた。
「とてもです」
「出来ないですね」
「はい、剣道も」
 とてもという返事だった。
「足の親指の付け根が痛むと」
「それもそれが強いと」
「出来ません」
 言うまでもなくその痛みのせいでだ。
「とても」
「そうですよね、やっぱり」
「ピッチャーもです」
「足を踏ん張るしね」
 それもかなり強くだ、投げる時に。
「それじゃあね」
「若しも足の親指が痛むと」
 それも万力で締め付けられているみたいにだ。
「投げられません」
「打つ方にも問題が出ますね」
「はい、サッカーは尚更ですね」
「そうですね、もういつも走っていますから」
 考えるまでもなかった、このことは。
「これアメフトもラグビーもですね」
「特にラグギーでしょうか」
 走ってぶつかってそしてせめぎ合ってだからだ。
「足が大事です」
「ぶつかる時とかせめぎ合う時に足を踏ん張りますからね」
「そこで痛風ですと」
「お話にもなりませんね」
「それは武道も同じで」
 つまり剣道もだ。
「痛風ですと」
「どうしようもないですね」
「はい」
 その通りだというのだ。
「まことに」
「そうですね」
「ですから気をつけています」
「お食事にもですね」
「そして飲むものにも」
「じゃあお水とかも」
「よく飲んでいます」
 実際にというのだ。
「お水を飲んで悪いことはありません」
「ただ水分補給だけでないですね」
「痛風も脳梗塞も防ぎます」
「脳梗塞もですね」
「やはり血管のことなので」
 脳梗塞もというのだ。
「ですから」
「お水を沢山飲んで血液を奇麗にしていると」
「いいのです、ですからサウナやお風呂の後のお水は」
 つまり水分補給はだ。
「非常にいいのです」
「むしろお風呂の後飲む時に」
「その前に直接お酒を飲むより」
 それに入る前にというのだ、楽しみに。 
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