妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
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第7話 フラグが経ちました!おめでとうございます!
前書き
今までのあらすじ
妖精の尻尾に入る→ナツがギルドに入る前に同じサイヤ人と遭遇→サイヤ人のギルド創立(一応妖精の尻尾の支部として)→ナツが妖精の尻尾に入った(777年<ラクサスを原作より早く入れる予定だったが即唐辛子に変わった。反省)→唐辛子、可能性を発見&S級魔道士昇格→おや…?美少女からの怪しいフラグ…?→唐辛子、黄金の戦士になるために、ついでに誇り高き猿の尻尾の資金の為にS級クエストをする日々←今ここ
大雑把で申し訳ない…。 …ああ、なんかバタバタしてんな…(諦観)
…まっいいか、そんじゃ第7話、どうぞ!それと誤字報告などお願いします!
さて、S級クエストを初めて1ヶ月。
大体は討伐の方に仕事に行くことにしているからか、今じゃ前より強くなったと自身がある。
特に黄金の戦士にはなっていないが、あの未完成の状態には短期間にはなれるようになってきている。
…理性がギリギリだというのと、維持が短いという欠点が見え見えだが…
だが、それでもあの変身に近づいていっているのは確実のはずだ。あと切っ掛けがあればいけるのかもしれないが…いや、それは自分で突破するしかないか(脳筋)
そうやって自身が黄金の戦士を目指す以外にも、色々の出来事があったりした。S級クエストだからか、トラブルが多いことがあった。まぁ、いい経験になったか…
一番に頭を抱えたのは、討伐対象である凶悪(実力は本物だった)モンスターの元に向かってたらエルザ達と同年代かその下のビキニ女子が居たから注意したんだけど、無視されてそのまま進むもんだから何かあると危険だし、場所はアレなもんだから相手が討伐対象の居る森から出るまで同行した。
相手も「勝手にしなさい。但し危険なことがあっても手助けしないから自分で身を守りなさいよね」と許可をもらった。
相手の言動からみて実力に自身がある様に思えたし、魔力を感知したらラクサス並かソレ以上あったかもしれないから凄い魔道士だと思う。あの年であそこまで強くなるなんて、ある意味羨ましい所である。
てかビキニを私服としていることに頭が痛くなったが、グレイも服を脱ぐ癖あるし、もしかしたら彼女も同じ人種やもしれないと勝手に解釈したが…したら鉄拳が飛んできてビビった。勘が鋭いから相当に強い実力者だと理解した(ブルブル)
まぁ、討伐対象の元に行った時に同じ目的だと察してとりあえず共闘って形になった。
互いに危ない所を助け合うようになったり、支え合う感じになった。
オレの気弾を彼女が特大にして討伐対処のモンスターに強力なダメージを与えたりできた。
あとビキニ女子がモンスターの傷を大きくしたりして、討伐対処のモンスターを討伐が成功。
今までの出来事を見て彼女は物体、生命まで問わずに質量、つまり大きさを変える魔法の持ち主だった。というか本人が教えてくれた。ちなみにオレも自分の魔法というか種族を教えた。(魔法を見て知っていたみたいだが)
今回は修行っということでこの”イシュガル大陸”に来たとのこと。本来は別の国に住んでいるらしい。
言語が共有の言葉だったから問題なく会話できていたことに驚愕しかなかったが…これが当たり前らしい。
前世と同じ様に日本語や英語があるが、言葉は日本語ってなんなんだよ(今更)
え?何?オレが可笑しい?え、ええ…そんなぁ…
なんて、色々あったが…それはともかく彼女とは仲良くなれた。
何故か「貴方、私の手下にならない?」という謎の友人の作り方が、とりあえず友人になれた(はず)。
そして、帰りの寄り道としてスイーツ店等に立ち寄って一緒に食事を共にした。
相手はスイーツが好きで、特にスターマンゴーが好物らしい。このフィオーレにあまり見つからないと言った時には「ガーン」と落ち込むようなサウンドが聞こえる程にビキニは落ち込んだ。
とりあえず他のケーキやパフェ、マカロンと言ったスイーツを食べることで不満を解消させた。
あ、勿論オレも一杯食った。(ヒィヒィ言ったのはオレではなく、店の人だったことがビキニにとって印象的だったらしい)
その後、彼女と、ブランと名前を教え合った。
またいつか会おうとのことで一応別れた…うん。まさか本当に連れて行かれそうになるなんて思わなかったが――――
◆◆◆◆◆◆
小型船舶の中にある部屋で、ビキニだけを着用している小柄な少女が部屋に置いてあったコートを羽織り、窓から見る海を眺める。
「…あのサイヤ人…レッド・パッペ…」
呟く彼女の表情は興味ありげである。
それは仕方ないといえばそうだろう。彼女の住んでいる国には先日に出会ったであろう赤髪のサイヤ人を思い出す。
自身の国にいるあくどいことを考えているような戦闘民族たちみたいな雰囲気ではなく、柔らかい雰囲気をしており、何より他人を気にする場面もなんとか見当たることがあった。
そして、やはりサイヤ人だからか、その実力は戦闘民族として恥じぬところはなく、通常状態としてもアレほどの実力ならば、彼女の国で存在する魔道士の中で最強の1人である
――――”黄緑色のサイヤ人”みたいな変化を遂げた暁には強力な敵としてなり得るやもしれない。
「…まぁ、私の手下になったら陛下も見逃せるかもしれないわね」
彼の人柄、そして実力を見込んでの勧誘した。が、彼は「手下じゃなくて友達になりたい」という一言があった。
まぁ、彼女はその一言を聞き流して「右腕の候補」として決めたようだが。
「…手下っというより右腕か、まぁそれが妥当ね。彼のような強力なサイヤ人、まだ居ない」
まだまだこれから自身の国でサイヤ人たちは進化を遂げる。それは決定事項であり、彼女の国の王である男が「最終戦争」のための準備をしている。
「…次の再会が楽しみね、レッド」
その表情は新しいオモチャをもらえる少女のように、ただ次を待望して窓の外に映る海を眺め続けた。
――――余談であるが、彼女はフィオーレにあるスイーツ店で甘いお菓子を食べる姿が度々見つかることがあったとのこと。それを知った最強の老人が頭を抱えていることが増えたとか
◆◆◆◆◆◆
ブランとの出会いを振り返りながらマグノリアの街に帰ってきた。
街ですれ違う人たちと挨拶したり、帰ってきた時に試作だったアイスコロッケを数個に貰った。
よく料理家達から料理の試作の味見として頼まれることがあるからか、お礼として試作物をもらうことが多い。まぁ、胃袋ゴミみたいに扱われているかもしれないが、中では純粋にくれる人もいるし、大量にもらうことがある。
おい、店の運営は大丈夫か?食っているオレが言うのもアレだが。
…え?試作として作った料理が評判で儲けがイイ?マジで?あ、ありがとうございます。
「…グルメ家っつーより、これを本職としてやっていこうかな」
サイヤ人は食えるもんならなんでも食えるっていうし…あれ?サイヤ人って戦闘民族以外にもグルメ家としても生きていける…?うそぉ…サイヤ人っていろんな可能性があるんだな。…これが限界のない種族か(違ぇよ)
「うわっ!?変な電波が…いつもことか…」
「…何やってんだこの人」
謎の電波で声を上げたらいつのまにか近くにいたフードをかぶっている少女の声が聞こえた。
あ、違うの。これはオレが変人ってわけじゃなくてね?
そう言い訳じみたことを言おうと声をかけようとしたらそのフードを見覚えがあり、最近入ってきた姉弟を思い出して、口からその長女であろう子の名前を呟く
「あれ、ミラジェーン?なんでここに?」
「…アンタ、前にギルドで…」
…覚えている…?。前に声をかけたんだが…ちゃんと覚えられていたのか…嬉しいもんだ。
前声かけたときには無視されていたし、あの時はエルザも同じ様に無視されていたなぁ…・
「おう、レッドだ。ミラジェーンも今から仕事か?」
「…!……」
ごくっと頷いてそのまま通り抜けていく。…ああ、今回は無視じゃないだけマシか…。…ん?ミラジェーンの弟と妹さんの気配…こっちに近づいている…?一緒にクエストか?
「おい、ミラジェーン。エルフマンとリサーナと行かなくて良いのか?今二人共来ているけど」
「…え!?」
驚きの声を上げて振り返ってきた。あ、もしかして1人で行く気だったのか?…まぁ好きな仕事を選んだし、危険なわけじゃないはずだから大丈夫か…?いやでも子供だからこそ危険の仕事に行くことがあるし…ナツもしそうだったしなぁ…。
まぁ、ミラジェーンは馬鹿じゃないと思うし…。
…信じておこう。ミラジェーンは怪我なく無事に帰れることを。信じないなんて仲間…家族は言わないし
…お節介だろうが、一応――――
「…さっき商店街でアイスコロッケもらったからさ、三人で食ってくれ。美味しいのは間違いなしだからよ!」
「…へ?」
ミラジェーンに返されると思い、オレはアイスコロッケを手早く手渡し、すぐにミラジェーンの元から離れる。
そして、今目の前でミラジェーンの弟と妹であるエルフマンとリサーナの姿が居た。二人共もこっちに気が付いたようで近づいてきている
「レッドさん!今帰りなんですか?」
「おう、リサーナにエルフマン。今帰ってきた所でさ…ちょっと疲れたからマスターに報告した後にすぐに飯食って寝るつもりだよ」
リサーナが最初に声をかけてくれたので返事を返す。エルフマンは何故かオレを見つけては少し緊張したが…まだオレに慣れていないのだろうか。
「あ、そうだ。二人共の姉ちゃんと会ったけど、ミラジェーンはあっちの路地を真っ直ぐに行った所に今居るから早く行ってあげな」
「あ、はい!ありがとうございます!レッドさんも早く休んでくださいね!」
「レッドさん!!ありがとうございました!」
ミラジェーンのことを教えると二人共急いで彼女の所へ走っていった。やっぱり仲が良さそうだ。
オレがミラジェーンに渡したアイスコロッケを三人仲良く食べてくれるといいなぁ…
そう思いながらオレはギルドへと帰っていった――――――――
――――妖精の尻尾ギルド室内
「んで?お前さんと一緒に討伐した少女の正体を知らずに友好を深めたとォ…?」
「ア、ハイ。ソウデス」
――――何故かマスターに叱れる前の声音で話をしているオレ氏。
…やっぱりちゃんとブランのことを聞いておけばよかったかな。得体の知らない奴と仲良くしちゃダメってよく言われるけど…
「…もう、いい。お前がいつも変な所で人間関係を持つのはもう慣れてきたところじゃ…」
おい、変ってなんだ。単純に料理人やサイヤ人、評議員と仲が良いだけだろうが。
「…ダメじゃこいつなんとかしないと…」
なんかまた心の中を読まれた気がするんだけど。魔法とかじゃないんだよね?
「お前さんの顔を見りゃ分かることじゃ…全く…なんでこう育ったのやら…」
うっ…それ言われると申し訳なさが…ほんとすんません…
「…これから人間関係を持つ時はちゃんと気をつければ良い。これ以上うるさく言うつもりないからのぅ…ちゃんと相手のことを見て友好を持つのじゃぞ」
「あ、はい」
…一応ちゃんと見ているつもりだけどなぁ…?タイバとかいい線なはずだ。
そうして自分の人間関係で問題ないと言おうとしたらマスターが何かを思い出したのか遮る…いやまだ何も言ってないから遮ってないねうん…。
「そうじゃ、お前さんに行ってほしいところがあるのじゃが」
「ん、今?帰ってきたばかりにか?」
「別に今ではない。明日で大丈夫じゃ」
なんだ、ならいいや。とりあえず飯食ってここで皆と話とかしてから家に帰りたいし。寝たい(本音)
「詳しくは明日の朝に教える。いつもどおりの時間でいいから来るのじゃぞ。その後ワシも評議員に顔を出さなきゃいけないからのぅ」
「ん?了解…」
なんだろう、仕事で指名でもされたのだろうか?S級のクエストに出かけてばっかだったが、まだそんなに名が広がってないはずだ。5件くらいしか行ってないし…。あ、今回のも入れて6件か…。
「おい、レッド」
「お?ラクサスか。どうした?」
声をかけてきたのはラクサス。いつもどおりヘッドホンを付けているなぁ…前にも付けたけど耳での心地がいいよな、それ。
「お前、1人で行くのは構わねえがオレと一緒に仕事に行くって話忘れてねえか?」
「あ、ガチで忘れてた…悪い。どこ行くんだ?」
「全く…お前ェは…。盗賊団の討伐だ。オレとお前の得意分野の仕事だぞ」
「ん、討伐ね。んでいつ行く?一応断っておくけどオレ明日はマスターで用事あるから行けねえぞ」
「あ?ジジィの?評議員で付き添いか?」
「そうじゃない、と思うぞ。なんか行ってほしい所があるとか」
「そうか…なら仕方ねえ。今度また別の仕事をするか…確かお前とならS級クエストに行けるよな」
「ん?そだな」
「ならよ、お前がなんか選べよ。んでそのクエストに行こうぜ」
ニヤァと提案してくるラクサスに「あ、成る程」と察した。S級の魔道士が判断して決めた魔道士がS級じゃないくてもクエストにいけるんだったな。成る程、なら一緒に難易度の高いクエストを一緒に行けるってわけか
「いいな、それ。じゃあまた討伐でいいか?最近増えてきたみたいでよ」
「いいぜ、S級クエストになる程だ、手応えのあるクエストだろうなぁ?」
「あるある、今のオレでも苦戦するやつがあるしな」
そう答えるとラクサスは心底楽しみにしているって顔だ。
オレは最近ラクサスと仕事に行かなかったからオレも楽しみなところだ。最近はS級クエストに行くのが1人であることが多いしな。
「あ、いっそラクサスも一緒に行かねえか?明日」
「あん?さっきレッドが言っていた用事か?」
おう、と頷くとラクサスは少しだけ考え、すぐに答えを返しくる
「いいぜ、どうせまた後にクエストに行くんだ、その用事ってのをウォーミングアップで終わらせるか」
自身ありげに言うラクサス。だが――――――
「まっ、マスターからの用事なら相当辛いやつかもしれないし、ウォーミングアップで果てるかもな」
「それはそれで、次のクエストにはいい制限になるだろうよ」
そうして、討伐するクエストについて話をした後、オレはマイホームであるアパートに向かって帰ることにした。
そういえばあの後、ミラから「ありがとう」とお礼を言われた。アイスコロッケが美味しかったそうだ。リサーナとエルフマンからもお礼言われたので「別にいいぞ、アイスコロッケ今評判いいから買う時は早く並ぶことをおすすめする」と助言をした。何故か「それじゃない」って言われたが、それ以外は知らん。
そうしてマイホームの扉の前に着いて、ドアの鍵を開ける、いつもどおりだな。
ドアを開けて、靴を脱ぎ、軽く指一本の指立てでもしてシャワー浴びよう、とスケジュールを考えながら部屋に向かう――――――
「おかえりなさい。 さぁ、行くぞい」
―――なんか木みたいな人間が居た件。え?木?部屋に生えていたっけ…?
そして一方的に腕を捕まれて、部屋へオレを連れて出ようとする…ちょっとまって
「誰だよアンタ!?てかここオレの家!!あとどうやって入った!?鍵は―――」
「鍵は開いてんじゃ」
「嘘だろ!?」
「冗談じゃ」
「ファッ!?」
初対面の木人間に冗談言われるって…ってテンション高いなこの人!?何笑ってんだボケェッ!!
「マカロフ君に頼んで開けてもらったんじゃ。なに、しばらく君を鍛え終えたらすぐに返す。ほれ、時間は有限じゃぞ!」
マスターに!?マスターとどういう関係だよこの人!?てかマスターからこんな種族聞いてないんだけど!?
「てかまず誰だよアンタ!?鍛えるってなんだ!?こっちとら何も知らねえんだぞ!?説明だけでもしてくれよ!?」
そう慌てて問いかけるオレに、木人間―――男は名乗る。
「――――――私の名はウォーロッド・シーケン。何、唯のしがない魔道士じゃ」
――――これがオレと、オレの師匠の1人であろう男、ウォーロッドさんとの忙しい出会いだった。
後書き
ミラたちが来たのは6年前→778年ってことになる…。わお、なんという間違え…。ってなわけで今の時間じゃX778年になります。申し訳ありません…。一応6話を編集しました
それと、ラクサスがS級になる前に主人公、妖精の尻尾の創設者の1人、ウォーロッドさんに鍛えられます。勿論魔法を教わるとかじゃなくて、理由があるんですよ。
※ 5/9 修正しました ※
まぁ、それは次回で知りますが、曖昧になるかな…。
それじゃ、また次回も宜しくおねがいします!
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