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武装神姫 ~心と心の最前線(Front Line)~

作者:太陽と月
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第一章
  第1話 始まり

 
前書き
2036年 世界に神姫が進出 神姫は全高15cmのロボット
2037年 神姫バトル公式大会F3,F2,F1大会を開催
2040年 ライドオンシステムが確立
2043年 とあるマスターと神姫が神姫爆発連続殺人事件を解決(補佐)
同年F1(F0)チャンピオン 更なる高みを目指したF0大会が開催されるも主催者側の諸事情により暗黙の内に消える
2046年 神姫の力をより引き出すための研究機関が設立 神姫がより一般(家庭)化される
2048年 神姫が使えるレールアクションの幅が広がり各人の好きなようにチューニングできるようになる
2050年 F1大会決勝戦で異例の引き分けに終わる(審査と両人の同意の結果、暫定順位が決まり大会は幕を閉じた)
2051年 前年に引き続きF1大会決勝戦が引き分けに終わる



2037年・・・


 「こんばんは、今週も神姫NETニュースの時間がやってまいりました。まずは先日行われたF1大会の結果についてお届けいたします。いよいよ決勝戦を迎え記念すべき第一回優勝者が決まりました。それでは決勝戦の一部始終をご覧いただきたいと思います!」

・・・・・・

 「これが、天翔る天使の騎馬! グランニューレ!」 「なぁっ!?」

 「決まった~!第一回優勝者は、・・・。」
 

 
第1話 始まり

 時は経ち、2052年。16年前より世間に広まっていた「神姫」と呼ばれるロボット。全高15cmの女性を模しているロボットであり、人々の生活の一部になっている。そんな中とあるマスター達は彼女たちに武装を施し戦わせた。名誉のため、地位のため、あるいはただ勝利の為に…。彼女たちは戦い、そしてマスター達も戦った。いつしか人の感覚と神姫の感覚を共有するライドオンシステムが確立し、より神姫バトルはメジャーなものになっていった。恐ろしい事件を起こした後であっても…。毎年開催される神姫バトルの頂点を決める F1大会。幼い頃から観戦しており興味があった私もとうとう一人の神姫マスターとなる。


街にある神姫専門店にて・・・


 「いらっしゃいませ。なるほど初めて神姫をご購入なされるのですね。お好みの神姫が見つかり次第またお申し付けください。」

神姫ショップには数多くの種類の神姫が立ち並んでいる。発売当初から人気でありどれもロングセラーだ。その中でも私の目に留まった機体は宝石をモチーフに開発されたオールベルンシリーズの代表機「オールベルン」だ。彼女は宝石の中でも真珠をモチーフに開発されており、全身は白を基調、武装にはクリアブルーを所々に組み込んでおりsimple is the bestというコンセプトで開発された。髪の色や目の色は各々の好みで変えることはできるが「オールベルン」は基本的に金髪で毛先にピンクのグラデーションが入っており、目は碧眼となっている。

 「お待たせいたしました。こちらは神姫ネットを利用できる使用するSNP(神姫ネットポータブル)になります。 ありがとうございました。また何かあれば気軽にご相談ください。」


 自宅にて・・・


早速セットアップを行う。パソコンに神姫の充電器であるクレイドルを接続し、そこに寝かせる。胸部装甲を開きC.S.C(コアセットアップチップ)を埋め込む。この宝石のようなチップこそが神姫達の心、つまりは感情や性格の傾向を司る重要なパーツである。そしていよいよ・・・

 「剣士型MMSオールベルン イマカラセットアップヲカイシシマス マスタートウロクヲハジメテクダサイ カンリョウ マスターニンショウヲカイシシマス カンリョウ ナマエノセッテイヲ・・・」

冷淡な声で黙々とセットアップを進めていく。私の情報を登録しこの子の名前も登録した。名前は「結奈」。「奈」という漢字には一節に、『中心人物』や『安定』という意味があるそうだが、その中でも『太陽のような存在』という意味が込められているというところに惹かれた。太陽のように照らし皆を結ぶ存在・・・。ありがちかもしれないがなかなかいい名前をつけられたと思っている。

 「セットアップヲスベテカンリョウシマシタ キドウシマス」

 クレイドルから立ち上がり先刻までとは一変し、生きている声で語り始める。

 「初めまして、マイマスター。 私は『結奈』と申します。まぁ、マスターが付けてくださっているのに自己紹介するのも歯がゆい気分ですが/// 素敵な名前を、ありがとうございます! ところで先程から周りに他の神姫が見当たりませんが・・・。なるほど。私を最初の神姫として選んでくださるなんて、マスターはなかなか御目が高いですね? ふふっ///」

観察眼も高く今では家事のほとんどをこなすことができる神姫・・・。とても高性能でありしっかりと感情を表現することも可能であるようだ。

「ところでマスターは何のために私を? ・・・なるほど、神姫バトルに興味がおありで。ライドオンシステムが主流ですから私とマスターはパートナーということですね。これから宜しくお願いしますね!」

彼女は優しく微笑んだ。これから新しく始まる生活に私は胸が舞い上がった。

第1話 完

 
 

 
後書き
前書は奇跡的に用意してましたけど、ゲームに触発されて作っているため、結構それに沿っていたり、アバウトな感じで年代設定しているんですよね・・・。初投稿でいきなりBANくらいそうでちょっと・・・。まずいですかね? 
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