IS~For the love & peace~
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2.Fの災難/現実は非常なんたらかんたら
前書き
作者「仮面ライダービルドこと桐生戦兎のいる東都に住む古明地家三義兄妹は平和な一日を過ごしていたが、紗羽さんの見ていたニュースによってそれはマッハで終焉へと向かっていく」
レイモンド「何であんたがあらすじ紹介してんのさ!?」
戦兎「そうだよ!そこは基本この天っ才物理学者であるこの俺の居場所でしょうが!」
レイモンド「いやいや!この物語の主人公は俺だよ!?なら俺がやるのが筋じゃないの!?」
某ワンサマー「そ、それだったら俺だって!」
作者「まだ未登場君は置いといて。まあ、俺作者だし。書いてんの俺だし。俺の物語だし」
レイ・戦「うわー」
作者「って、ちょっとそこー!引いてるんじゃないよ!んん!まあこれのことは追々考えるとしてそろそろやりますか!」
レイモンド「ま、テンプレ過ぎて先見え見えだけどな」
作者「そんなネタバレあらすじ紹介できるわけないだろう!さぁ!どうなる第二話!」
例のニュースが世界に流れてから政府、いや世界全体の対応は早かった。
もしかしたらほかにも動かせる存在がいるかもしれないという希望を持ちながら、全世界の男性の適性検査を決定した。
だが、俺たち『nascita』の男たちはそうもいかない。
戦兎さんは言わずとも知れた仮面ライダーだし、万丈さんにいたっては一応世間では犯罪者ってことになってるし、てかこの人も仮面ライダーだし。んで俺はまあいろんな組織に狙われてるしで、免除してもらいたいものだ。
というわけなので、
「あの野郎に呼ばれたわけだけどよ。こんな極秘やるくらいならやらねぇってことにはなんねぇのかよ」
「まあ、バカのお前にはわからないだろうが」「できねぇわけがあんだよ」
首相官邸の前でだべっていると戦兎さんの台詞にかぶせて万丈さんを弄る人影が一つあった。
「あ、カズミンさん。お久です」
「よお。久しぶりじゃねぇか」
猿渡一海。かつて、戦兎さんや万丈さんたちの前に立ちふさがった北都の仮面ライダーグリスだ。だが、西都が東都へ牙を向けた際には一緒に戦ったという。この日本に移り住んでから俺を鍛えてくれた人でもある。
「何でお前が東都で検査を受けに…」
「まだうちのごたごたが終わってねぇんだよ」
そのごたごたというのはかつて起きた東都と北都間に起きた戦争の責任であり、戦争には負け両者大量の犠牲者を出した上、約束を無視し代表戦の後に東都を全戦力を持って侵攻しようとした挙句、その背中をつかれ西都に逆に征服されるという失態を犯し政治的に荒れているのだ。
「それにお前らについてけばみーたんに会えるしな!」
ちなみにこの人美空さんのもう一つの顔『みーたん』の熱狂的なファンであり会うたびにそれこそアイドルオタクのそれの反応をする。紗羽さんに五万ドルク請求される未来しか見えない。
重厚な扉を開けると数人の研究員と髭が似合うダンディーな男がいた。東都の首相が来てるあの服の前を思いっきり開け、Tシャツを俺たちに見せつけた。
『よく来た』オオラァ!
この髭こそ、この東都の首相の七光、ゲフンゲフン!息子、氷室幻徳だ。カズミンさんと同じく元々は戦兎さんたちの敵だったが仮面ライダーローグとして戦い、贖罪を果たし、首相の側近みたいなことをやってる。
「今日、お前たちを呼んだのはほかでもない。わかっていると思うが、ISの適性検査だ。じゅんにまずは」
「俺からやりますよ」
というより。
「ほかの皆さんを呼んだのは建前で用があったのは俺だけでしょ?」
「……わかった」
「……レイモンド」
戦兎さんは呟きながら哀愁漂う視線を送り、猿渡さんはただ無言を貫いていた。おそらく万丈さんはわかってはいないだろうが。
俺は構わず検査用のISに触れると案の定ISは起動した。
「は、反応ありですっ!」
「適合率100%、二人目の適合者です」
「「……」」
「マジかよ」
「……最悪だ。まさか予想が当たるなんてな」
はあ、これからがめんどくさいことに。
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