サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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スーパー”トランセル”(事務室)にて
サトシ:「な、何事だぁ〜!!」
ヒカリ:「ど、どうしたの!?」
2人がスーパーに向かうと、
事務室にてメガホンを持ったカツラ、
そしてマリナとヒロシが集まっていた。
ヒロシ:「今、スーパーの外で
街の住民達が食料を求めて襲撃している
らしいんだ!」
サトシ:「えっ!?」
マリナ:「予想はしてたけど、
まさかこんな早く
やってくると思わなかったわ」
2人が監視カメラに目を通すと、
スーパーの外から建物を叩く住民達の
姿があった。
カツラ:「これより、住民の説得と
食料の配布を実行する」
ヒカリ:「あれ、、タケシは?」
カツラ:「まさか寝てはおるまいな」
しばらくすると、タケシが到達した。
タケシ:「どうしたどうした!」
サトシ:「タケシ!遅いじゃないか!」
ヒカリ:「何してたのよ!」
タケシ:「広間でお前らを待ってただけだ!
それで、外の感染者は!?」
カツラ:「現段階では確認出来ん。
一応説得はするが、ワシらの声が
届くかどうか、、、」
タケシ:「これもシルフ社の実験結果か」
カツラ:「ワクチンは出来とらん。
皆、気をつけるんじゃ」
マリナ:「2人とも映画の見過ぎです。
住民をゾンビみたいに言わないで下さい」
ヒロシ:「まずい!シャッターが
壊される!」
カツラ:「先は外に放送を流し、
シャッターを上開けるんじゃ。
住民が入ってきたらワシが呼びかける。
皆は食料を均等に分けるんじゃ」
皆は住民を説得させる為、食料売り場に
顔を出した。
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