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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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序章~全ての始まり、守護者の刃~
第2章 融合世界!昭和ライダー
  第40話『暗・転・集・結』

これまでの、仮面ライダーディロードは─
時空破断システムの影響で融合していたネオライダーの世界。様々な悪が手を結ぶ中、ライダー達も手を取り合い事件を解決した。

─宇宙、無限のコズミックエナジーを秘めた、神秘の世界。若者達は、アストロスイッチでその扉を開き、未来を作る。Space on your hand!その手で、宇宙を掴め!

「再びフォーゼの世界に来たが、これはまた大変な状況だな。」
「どうしたの?」
「今回は、フォーゼが最強形態、コズミックステイツになるために死の淵をさまよわないといけないが、その手伝いをしないといけない。」
「それじゃあ…」
「ああ。また、敵のふりをしないといけない。いって来る。」
雅はフェイトと少し話すと出て行った。

仮面ライダーメテオに変身する学生、朔田流星の通っていた学校、昴星高校に雅は行く。すると雅は流星を発見する。
「あの、朔田流星さんですね?」
「ああ。君は確か、天の川学園で如月君の友達の─」
「はい。凪風雅といいます。ところで、折り入ってお願いがあるのですが。」
「何ですか?」
「あなたの所持しているメテオのシステムを、渡していただけませんか?」
「申し訳ありません。何の事でしょうか?」
「惚けますか。青心大輪拳の門下生、ゾディアーツスイッチの影響で昏睡状態に陥っている友人を救う為に仮面ライダーメテオとなってアリエスのスイッチを探している─」
「どこでその情報を得た!」
雅は流星に、煽りをかけると流星は食いつく。
「それは、秘密です。それで、僕としては、メテオに変身してアリエスのスイッチを安全に回収したい所存で。」
「スイッチをどうするつもりだ。」
「無論、あなたの協力者であるタチバナさんに渡すつもりです。」
「飲めない話だな。」
「なら、ある賭けをしませんか?僕と流星さんで戦い、僕が負ければあなたの行動を阻害せず、協力しましょう。しかし、僕が勝てば、この件が終わるまでメテオの権利を僕に譲って下さい。」
「待て。タチバナ、奴の話を聞いたか?」
『こちらタチバナ。私としては悪くない賭けだと思える。変身を許可しよう。』
流星はメテオをサポートしている組織、反ゾディアーツ同盟の男性、タチバナとコンタクトをとる。
「その話、乗ろう。」
「ありがとうございます。」
【CHANGE RIDE-CYCLOAD-】
雅はディロードライバーを装着し、それをスーパー1の変身ベルト、サイクロードに変える。
「なるほど。容赦する必要はないな。」
[meteor lady?]
「「変身!」」
雅は仮面ライダースーパー1に、流星は仮面ライダーメテオに変身する。
「行くぞ!」
「ホワチャー!」
スーパー1は構えを取り、メテオは怪鳥音と放ちながらスーパー1に向かってゆく。
「ハッ!」
スーパー1はメテオの拳を躱してゆく。
「これならどうだ。」
[mars lady? OK!mars!]
メテオは右腕に装着された手甲、メテオギャラクシーから火星の力を引き出し巨大な灼熱の塊、マーズブレイカーを具現化させる。
「炎か。それなら、チェンジ、冷熱ハンド!」
スーパー1は対抗するためにファイブハンドを緑色の冷熱ハンドに変える。
「ホワチャー!」
メテオはマーズブレイカーを振り回すがスーパー1は回避してゆき、
「冷凍ガス、発射!」
スーパー1は冷熱ハンドから冷凍ガスを放ちマーズブレイカーを凍らせて粉砕してしまう。
「なるほど、これはどうだ!」
[Jupiter lady? OK!Jupiter!]
メテオはメテオギャラクシーから木星の力を引き出し、高威力の武器、ジュピターハンマーを具現化させる。
「これでどうだ!」
メテオはジュピターハンマーでスーパー1を攻撃。スーパー1は回避しようとするがジュピターハンマーのエネルギーを避けきれず、弾き飛ばされる。
「それなら、チェンジ、パワーハンド!」
スーパー1はファイブハンドを500tの威力を誇るパワーハンドに変えてジュピターハンマーを殴る。すると、ジュピターハンマーはみるみるうちに崩れてしまう。
「ジュピターでも無理か!」
[saturn lady? OK!saturn!]
メテオは土星の力を引き出し、エネルギーの刃を飛ばすサターンソーサリーを具現化させる。
「これなら!」
「甘い!チェンジ、エレキハンド!エレキ光線!」
スーパー1はメテオが放ったサターンソーサリーを相手に、ファイブハンドを青いエレキハンドに変えて放電光線でサターンソーサリーの刃を破壊する。
「メテオ、これ以上は時間の無駄です。一気に決めましょう!」
スーパー1はファイブハンドをスーパーハンドに戻してジャンプする。
「いいだろう!」
[meteor limit break!]
「ホワチャー!」
メテオも必殺技を発動。必殺のキック、メテオストライクを放つが、
「スーパーライダー月面…」
スーパー1はそのキックを躱し、
「キック!」
必殺のキックをメテオに放ち、メテオの変身は解除される。
「では、当初の予定通り、メテオドライバーを借りさせていただきます。タチバナさん、問題ありませんね。」
『こちらタチバナ。よろしく頼むよ、凪風君。』
雅は去っていった。

雅は昴星高校の授業に違和感を覚え休み時間に学校を調べているとアリエスゾディアーツが現れる。
「君の噂は知っているよ、仮面ライダーメテオ。」
「何の話ですか?」
「君の友達、救ってあげてもいいですよ?ただし、僕のいうことを素直に聞けば。」
「何をすればいいのですか?」
「仮面ライダーフォーゼを倒す手伝いをして下さい。」
「分かりました。いいでしょう。こちらでも戦うように誘導します。」
「頼むよ。」
アリエスゾディアーツは去ってゆく。
「こちらメテオ。目標と接触。直ちにフォーゼと共闘の準備にかかります。」
『こちらタチバナ。了解した。』
雅は弦太朗のところに向かいアリエスゾディアーツの件を話した。
「マジか!」
「はい。先ほど脅されました。」
「オッケー。それさえ分かれば充分だ!」
弦太朗と雅が話していると悲鳴が聞こえて、仮面ライダー部が倉庫に向かうとアリエスゾディアーツが生徒を襲っていた。
「やっぱり雅の話は本当か!」
弦太朗はフォーゼドライバーを装着する。
[three two one-]
「変身!」
弦太朗はフォーゼに変身する。
「宇宙…キターーーー!仮面ライダーフォーゼ、タイマン張らせてもらうぜ!」
[N S マ グネェット オン]
フォーゼはNSマグフォンを使い磁力を操るマグネットステイツに変身する。
「オラッ!」
フォーゼはマグネットキャノンから磁力弾を放ちアリエスゾディアーツを攻撃する。
「次はこいつだ!」
[スタンパー オン]
フォーゼは左足にスタンパーモジュールを装着し、アリエスゾディアーツを蹴る。すると、カウントが三つ響き、足が触れた場所が爆発する。
「これならいける!」
フォーゼが戦う中雅は隠れる。そして、
「タチバナさん、変身の認証を。」
[meteor lady?]
「変身!」
雅はメテオの変身をサポートするコズミックエナジーの照射用宇宙ステーション、M-BUSからコズミックエナジーを受け取り、メテオに変身。フォーゼの前に現れ、 
[meteor storm!meteor lady?]
メテオの強化形態、メテオストームに変身するとメテオストームシャフトでフォーゼを攻撃する。
『メテオ、何をしている!』
「悪いが、これが契約でな。ホワチャー!」
メテオは、流星と同様の構えを取り、
[meteor limit break!]
「ホワチャー!」
必殺のメテオストライクをフォーゼに放ち、フォーゼの変身は強制的に解除され、弦太朗は倒れたまま動かなくなる。
『なんてことをしてくれた!』
タチバナはメテオドライバーへのコズミックエナジーの照射を断ち切り、雅は変身が解除される。
「どうして!弦太朗さんの友達なのに!」
友子は雅に言う。
「僕が如月弦太朗と友達なのはこの世界での僕の役割なだけで、僕自身は彼の人間性、解りあえない人間はいないという考えが許せない。」
雅の言葉に、仮面ライダー部のメンバーは黙ってしまう。すると、フォーゼのサポートメカ、パワーダイザーが現れる。
『歌星君、如月君を乗せて逃げるんだ!』
「あなたは?」
『私はメテオのサポーター、タチバナ。早く!』
タチバナはパワーダイザーをオート操縦で操作し、賢吾と弦太朗を逃がす。すると、
「お役目、ご苦労様。」
アリエスゾディアーツは、その力で雅と仮面ライダー部のメンバーの体力を奪い取る。

「如月~、大丈夫か?」
仮面ライダー部の自称顧問、大杉忠太先生はラビットハッチに運ばれた弦太朗に驚く。
「大杉先生、このコズミックスイッチを完成させる手伝いをして下さい。」
「ああ!俺の生徒は、誰ひとり死なせない!」
大杉先生は賢吾の言うとおりに動き、完成したコズミックスイッチを弦太朗に握らせられる。
「如月、目を覚ませ!」
「弦太朗、起きろ!」
大杉先生と賢吾は二人でコズミックスイッチを押す。

『ここは?』
弦太朗は意識の海を彷徨っていた。
『父さん、母さん?』
弦太朗は意識の中で死別した両親を見る。
『待ってくれ!俺も今そっちに!』
弦太朗は手を伸ばそうとするが、
「弦太朗さん!」
仮面ライダー部の声が後ろから聞こえ、そちらに手を伸ばす。そして─

そして、弦太朗は意識を取り戻した。
「如月、心配したんだぞ!」
「弦太朗、無事でよかった。」
大杉先生と賢吾は安堵の息を吐くが、
「こうしちゃいられねえ。みんなが危ない!」
弦太朗は一人、昴星高校に向かう。

その頃、雅は─
「ですよねー。」
仮面ライダー部のメンバーと共に十字架に張り付けられていた。
「さあ、彼らを燃やしなさい。命が惜しくなければ。」
アリエスゾディアーツの言葉で昴星高校の生徒達は松明を持ち近づく。その時、
「待て!」
流星が現れる。
「おや?何故昴星の生徒なのに術が効いていない?」
「それは、俺が本物の仮面ライダーメテオだからだ!」
アリエスゾディアーツの疑問に流星は答える。
「例え変身出来なくても、俺は仮面ライダーメテオ。お前の定めは、俺が決める。ホワチャー!」
流星は青心大輪拳の構えを取り、戦闘員 ダスタードを倒してゆく。しかし、アリエスゾディアーツの攻撃を受けて倒れてしまう。
「終わりですね。」
アリエスゾディアーツが錫杖を振り上げる。しかし、マシンマッシグラーに乗った弦太朗によって攻撃は妨害される。
「生きていたのか!」
「ダチのおかげでな。いいか、今から俺の体は、超強くなる!」
[three two one-]
弦太朗はフォーゼに変身。そして、コズミックスイッチを起動させる。
[コ ズ ミィック オン]
コズミックスイッチが起動し、すべてのアストロスイッチがフォーゼと一体化し、フォーゼはコズミックステイツに変身する。
「みんなの絆で、宇宙を掴む!」
フォーゼの手に、専用武器のバリズンソードが現れる。
「まずはこれだ!」
[フリーズ ランチャー オン]
フォーゼはランチャーモジュールを装着しランチャーを放つがその攻撃はフリーズスイッチの力で着弾物を凍らせてゆく。
「さて、僕もそろそろ行くか。来い、ロードスラスター!」
雅は右腕の上にロードスラスターを出現させてその重さで右腕の鎖を破壊してロードスラスターをキャッチ。左腕と脚の鎖を破壊して地面に立つと、空から箱が落ちてくる。
『こちらタチバナ。凪風君、それは君への贈り物だ。受け取れ。』
雅が箱を開けると、中には黒いケータッチが入っていた。
「これは、まさか!」
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
雅はディロードに変身し、ケータッチを起動させる。
【RISING BLACK ANOTHER RYUGA XIA GRABE SYUKI DARK NEGA DARK FINAL KAMEN RIDE-DELOAD SIDE DARK-】
ディロードは、ダークライダーの力を集結させたコンプリートフォーム サイドダークに変身する。
「これで、光と闇のコンプリートフォームが揃った。」
【RYUKI DARK KAMEN RIDE-RYUGA-】
ディロードは龍騎のアイコンをタッチしてリュウガを召喚する。
「弦太朗さん、地上は僕に任せて、弦太朗さんはアリエスゾディアーツを!」
「オッケー!」
フォーゼはコズミックステイツのワープドライブシステムを使い、自身とアリエスゾディアーツを宇宙空間へ転送する。

〔STRIKE VENT〕
リュウガはドラグクローを装備し、ドラグブラッガーから放たれる暗黒の熱線、ドラグクローファイヤーでダスタードを殲滅する。

「行くぜ!バリッと開いて、ズンと伸びる!」
フォーゼはバリズンソードの力を解放し、
「抜いて、挿す!」
コズミックスイッチを再度バリズンソードにセットする。
[リミット ブレイク]
「ライダー超銀河フィニィーッシュ!」
フォーゼは必殺の斬擊でアリエスゾディアーツを撃破する。

「弦太朗さん、申し訳ありません。世界を救う為とはいえ、あのような─」
「構わねえ。俺達、ダチだろう!」
雅と弦太朗が握手していると、
「この世界のお宝は価値のないものか。」
海東が現れる。
「海東大樹!」
「雅君、仮面ライダーの世界には、もうお宝はない。だから、他の世界のお宝を狙うことにしたよ。それじゃあ。」
海東はそう告げると、次元のオーロラへと去っていった。
「それでは僕も、海東大樹を追いかけますので、この辺で。」
雅も、フォーゼの世界から去っていった。

「さて、みんな。厄介な事に海東大樹は仮面ライダー以外の世界のお宝を狙い始めた。僕達が次に向かわないといけない世界は、『灼眼のシャナ』だ。」
フォーゼの世界のソウルライドを確認した雅が絵巻を広げると、そこには高校生程度の男女が、人形に囲まれた男性に向かってゆく絵が描かれていた。
to be considered.

次回、仮面ライダーディロード
プレシア事件を解決する為に戦っていた雅は、ある日記を発見する。これは、物語から外れた断章。次回『雷の断章 非運の記録』青春スイッチ、オン! 
 

 
後書き
能力設定
ディロードコンプリートフォームサイドダーク
基本能力値に変動無し
ダークケータッチのクウガ ライジングアルティメットブラックアイ、アナザーアギト、リュウガ、カイザ、グレイブ、朱鬼、ダークカブト、ネガ電王、ダークキバをタッチして変身する闇のコンプリートフォーム。

新カード紹介
サイクロード:ディロードライバーをサイクロードに変えて仮面ライダースーパー1に変身するためのカード。 
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