八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第百二十八話 夏の大阪へその九
「なるヨ」
「運動した方がいいあるな」
「運動しても太るからネ」
「ではカロリー摂取も考えるある」
「そうしないとね」
「まあ日本だと食べてもね」
僕は二人に話した。
「あそこまでは中々ならないから」
「というか日本人スリムヨ」
「すっきりしているある」
二人共日本人のスタイルにはこう言った。
「痩せている人ばかりある」
「ダイエットしてるって感じネ」
「食べもののカロリーが少ないからね」
全体的にだ、もっと言えば食事の量も少ない。
「だからね」
「それでよネ」
「皆すらりとしているあるな」
「肥満度そんなに高くないんだよね」
日本の肥満はアメリカでは肥満じゃないと聞いて最初は嘘だと思った、けれどアメリカの肥満を見て納得したことがあった。
「実際に」
「それはいいことネ」
「食べても健康なら最高あるよ」
「じゃあ今度はダイエットにもいいきつねうどんネ」
「それを食べるあるよ」
「そうしようね、まあこれはね」
きつねうどんについてはだ、僕はこう言った。
「何処でも手軽に食べられるから」
「どんなお店でもいいノ?」
「適当に入ってたべるあるか」
「これは後の二つもだけれどね」
お好み焼きとたこ焼きもだ、この二つはこの難波にいるとそれこそ石を投げればという位に出しているお店に遭遇する。
「食べに行こうね」
「それじゃア」
「案内してもらうあるよ」
「立ち食いでもいいよね」
僕は二人にこうも断った。
「別に」
「ああ、ああしたお店ネ」
「完全なファーストフードとして食べるあるな」
「そう、それでもいいかな」
二人にこのことを断った。
「別に」
「いいヨ」
「構わないある」
二人は僕に微笑んで答えてくれた。
「今回軽く食べ歩く感じだシ」
「むしろ立ち食いの方がいいあるな」
「それじゃあネ」
「そうしたお店に行くあるよ」
「じゃあね」
僕は二人の言葉を受けてそれならとなってだ、そうして。
今度は立ち食いみたいなお店に入ってそこできつねうどんを三つ頼んだ。葱と蒲鉾そして薄揚げが入っているおうどんにだ。
唐辛子を入れて食べる、僕はそのおうどんをすすって笑顔で言った。
「やっぱりこれだよね」
「大阪のおうどんネ」
「麺が柔らかいあるな」
「本当の大阪のおうどんはこうなんだ」
讃岐うどんとはまた違ってだ。
「麺が柔らかいんだ」
「そうよネ、大阪のおうどんハ」
「麺が柔らかいあるよ」
「讃岐、確か香川のとは違って」
「そうあるな」
「最近大阪でもそっちが有名だけれどね」
讃岐うどん、そのコシのあるおうどんがだ。
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