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ヘタリア学園

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第六千六百四十七話  やばい展開になっていた

第六千六百四十七話  やばい展開になっていた
 ロマーノはイタリア統一で弟さんと一緒に住む様になりましたがその弟さんにぞんざいな態度で言うことがありました。
「俺のところ治安が悪いぞこの野郎」
「それ威張っていうこと?」
「しかもちょっとやそっとじゃないぞ」
 その治安の悪さたるやというのです。
「密売組織や山賊や自警団が裏社会どころか表社会も牛耳ってるぞ」
「えっ、表も!?」
 これにはイタリアもびっくりです。
「兄ちゃんそれまずいよ」
「シチリアでもナポリでもそうだぞ」
「それ兄ちゃんのところの殆どじゃない」
「シチリアはマフィア、ナポリはカモラだ」
 こう呼ばれているというのです。
「どっちも表でもやりたい放題だぞ」
「そんなことになっていたなんて」
「特にシチリアは酷いからな」
 この島の方がというのです。
 気付けばシチリア島にはとんでもない組織が出ていました、しかもフランスの抵抗運動とは無縁でした。


第六千六百四十七話   完


                    2017・11・3
 
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