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ヘタリア学園

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第六千六百四十五話  思い出すと

第六千六百四十五話  思い出すと
 ロマーノは一気に統一されてしまってです、イタリアと一緒に住む様になってから弟さんに言いました。
「今思い出したぞこの野郎」
「えっ、何を思い出したの?」
「ナポリシチリアの上司の人ベルサイユの薔薇の関係者だぞ」
「あっ、そうだったね」
 イタリアもこのことは知っていました。
「王妃さんがマリー=アントワネットさんのお姉さんだったね」
「マリア=テレジアさんの娘さんだったんだぞ」
 あの十六人のお子さん達のお一人だったのです。
「そうだったんだぞ」
「それで妹さんのことで随分怒っておられたんだったね」
「俺も見ていて大変だったぞ」 
 妹さんがああなったので怒るのも当然でしょう。
「本当にな」
「政治家としてはよかったんだよね」
「むしろ旦那さんよりもずっとな」
「そうした方だったんだね」
「今思い出したぞ」
 見ればロマーノの手にはそのベルサイユの薔薇があります、この後はエロイカを読むつもりだったりします。


第六千六百四十五話   完


                 2017・11・2

 
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