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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第百二十七話 飲んだ後でその七

「しかしランニング等でもです」
「いいのですか」
「はい」
 そうだというのだ。
「とかく朝から鍛錬をして入浴もしますと」
「一日をですね」
「心地よくはじめらます」
「そうですよね」
「ですから私も毎日しています」
「そうですか」
「義和様も時々されてますね」 
 僕にも話を振ってくれた、ここで。
「朝にランニングをされてますね」
「はい、時々ですが」
 実は夏休みはしていない、ジューンさんと水蓮さんは今も毎日そうしているみたいだけれd。
「そうしています」
「気分がいいですね」
「とても」
「私も心地よいので」
「毎日ですね」
「この様にしています、しかも後の朝食がです」
 畑中さんは僕ににこりとしてさらに話してくれた。
「最高です」
「身体を動かしてお風呂にも入った後は」
「実に、では」
「はい、これからですね」
「朝御飯を食べましょう」
「このままですと」
 お酒が抜けている、それならだった。
「美味しく食べられそうですね」
「是非そうされて下さい」
「そうさせてもらいます」
 こう畑中さんにお話してだった、そのうえで。
僕は水風呂からサウナに入りまた水風呂に入ってそこから最後に湯舟に入って身体をまた洗ってだった。そのうえでだった。
 お風呂を出た、その時にはもうすっかりお酒が抜けていた。それで食堂に向かおうとすると美沙さんに入口で会った。
「すっきりしてるわね」
「お風呂に入ってね」
 こう答えた。
「二日酔いでね」
「二本飲んだから?」
「あの後もう一本飲んだんだ」
「それはなるわね」 
 美沙さんは呆れた様に言ってきた。
「やっぱりね」
「ちょっとね」
「それでお酒をなのね」
「お風呂で抜いてきたんだ」
「身体も洗って」
「道理でいい匂いがする筈ね」
「ボディーソープとかシャンプーの」
 僕は自分からどういった匂いか言った。
「それもだね」
「ええ、凄くね」
「そうだろうね」
「それでお酒抜いたし」
「うん、今日も一日頑張るよ」
 僕は美沙さんに笑顔で話した。
「そうするよ」
「そうなのね、ただね」
「ただ?」
「お風呂入ってまた汗かくのね」
「ああ、部活で」
「そうなるわね」
「それで部活の後でシャワーを浴びて」
 僕はその時も話した。
「またすっきりするね」
「そうなるわね」
「そうだね、けれどね」
「それでもいいのね」
「うん、少なくともあのままだとね」
 二日酔い、それもかなりきついそのままだとだ。
「何も出来ないから」
「食べることも」
「食欲もなかったよ」
 二日酔いのせいでだ、言うまでもなく。 
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